今日、9月9日(土)は、五節句の一つ「重陽の節句」(一番大きな陽数9が重なる9月9日を陽が重なると書いて「重陽」)です。菊を用いて不老長寿や繁栄を願うことから、「菊の節句」と言います。
早速ですが、8日(金)の午前中、高尾山登山をしました。
高尾山薬王院が「真言宗智山派」なので、山のあちこちに弘法大師様の「南無大師遍照金剛」という御宝号が目につきました。この御宝号は真言宗で一番短い『お経』でもあり、通常、一般的には「弘法大師(空海)に帰依します」という意味のようです。
一方、「遍照金剛」は大日如来の別名で、「太陽の如くすべてを照らす慈悲と、すべての人を幸せにするダイヤモンド（金剛石）のように堅固で輝きを失わない智慧の持ち主の仏様」という意味もあります。「大師」＝仏様の意。
空海は「真言宗では宇宙の真理そのものを大日如来と呼び、大日如来は人はもちろん全てのものに宿っていて、人は自らの心（意）・言葉（口）・行動（身）を仏様のように整えると、この身のまま大日如来と一体となれるのです」と言ったそうですが、これが真実です。
これは、火水伝文の「【神真釣り】を越えるには、思い[心]、言葉[口]、生き様[行]を【三真釣り】して、心が澄み切った響きを鳴り出さなければなりません。」と同じことです。
大日如来は、無限宇宙に周遍する点では超越者だが、万物と共に在る点では内在者でもあります。全一者であり、万物を生成化育することで自己を現成し、如来の広大無辺な慈悲は万物の上に光被してやまないとされています。三世（過去・現在・未来、前世・現世・来世）にわたって常に説法しているとも説かれています。(wiki参照)
なので、『大日如来に帰依します』なのです。
大日如来は、昨日のブログ「火水伝文【8】」で書いた火土水（ヒトミ）と同じことです。
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12308716701.html
『「火」「土」「水」に手を合わせ、頭を下げて祈りましょう。』は『大日如来に帰依します』と同じことです。
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登山後、ネットを見ていたら、日本代表のサッカー選手で、プレミアリーグのサウサンプトン所属の吉田麻也選手がメンタル改革として「自分への集中」に取り組んでいるという記事が出ていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170908-00828838-number-socc&p=2
下記、上記記事より引用
①吉田選手は2015-16シーズン以来、メンタル改革に励んできたそうです。。
「過去は取り戻せないし、未来はわかりません。それならば今、自分にできるこの1プレー(＝今この瞬間)に集中しようと意識しているんです。車の渋滞のように、自分ではどうしようもないことは起こります。どうしようもないことに焦っても仕方がないし、集中力も乱れます。例えば、自分が試合に出られないとします。そのとき監督に『なんで使ってくれないんだ！』と聞きに行くことはできます。これで課題は発見できるかもしれないけど、最終的に試合に使うかを決めるのは監督だから、根本的な所は変えられません。だったら、自分自身の行動で変えることができる、目の前の練習や試合でのプレーに集中しようって考えています。」
②元プロ野球選手・松井秀喜さんも著書「信念を貫く」で、下記のことを書いています。
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「自分がコントロールできることとできないことを分けて考えなければならない。コントロールできないことには関心を持たず囚われない。コントロールできることについては、結果につなげるべく努力をする。」
松井さんが思うようにヒットを打てない時、マスコミは騒ぎ立てますが、彼は、周囲の雑音という「コントロールできないこと」には囚われず、練習をして次の打席で打つための努力をする、という自分で「コントロールできること」に集中していたそうです。
上記の二例は、【アドラー心理学】で言う“課題の分離”をしていて、二人とも「不確定な要素に振り回されず、自分でコントロールできる“日常”の目の前の課題に取り組んでいます。
これも、昨日のブログ「火水伝文【8】」の★「日常の生活の中で、火土水(目)に映る対象に対し、もっと「心を込めて」、「意識的に」、「丁寧に」「大事に」、愛し、慈しんで生きていきましょう。」 と同じことです。
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この“課題の分離”は、【アドラー心理学】の中心となる考え方で「自分の課題と他者の課題を切り分けて考える」というもので、「嫌われる勇気 —自己啓発の源流『アドラー』の教えｰ」では、下記のような形で説明されています。
 | 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え Amazon |
⑴「これは誰の課題なのか？」を考えましょう。
⑵「どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか？」冷静に線引きして、【課題の分離】をしましょう。
⑶他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させないようにしましょう。
また、アドラーは下記のようなことも言っています。
「自分の課題」を疎かにして、自分が「相手の課題」に関与することは、実は【自分本位で無責任】なことです。なぜなら、「自分がどう思われるか？」という不安感から、『自分』にベクトルが向いている状態だからです。
しかし、二選手のように、課題の分離をして、「どういう風にプレイしようか？どのようにチームに貢献しようか？」という行動は、『相手』や『チームという場』にベクトルが向くので、意識する範囲が「自分」という小さな枠を超え始め、意識がどんどん拡がっていきます。
これは、6日の「満月時には悪を抱き参らせ、地球を卒業しよう！」ブログに
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12308123754.html
『「悪は自分の内側にあり、自分は悪なのだ！」ということを100％完全に認め、その至らず駄目な悪の自分をそのまま丸ごと愛し、許し、受け入れた時、私達は完全なる一つに統合されます。これは日月神示で強く言われている「悪を抱き参らせる」という事と同じことです。悪(＝課題)の自分を受け入れ、統合されると、自分という極であった小さな【点(＝個体意識)】は【球体】に広がり、無極(＝宇宙のあちこちに遍満する意識＝火土水)となります。』と書きましたが、自分の中の「悪」を「課題」に置き換えれば、これも同じことです。
【最後に】
このように、本日は、火水伝文、真言宗(仏教)、アドラー心理学、野球選手、サッカー選手、昨日は旧約聖書、ユーミンの歌等いろんな分野のことを例に出し、書きましたが、専門知識と技能が違うだけで、すべて同じことなのです。なので、区別せず、真実・真理に忠実に、そして、目の前のことに真摯に取り組み、生きていきましょう。
【そして、最後の最後に】
日常の生活の中で、火土水(目)に映る対象に対し、もっと「心を込めて」「意識的に」「丁寧に」「大事に」、愛し、慈しんで生きていきましょう。 そして、一体になった感覚（＝至福感）を味わいましょう。それが、大神（＝宇宙＝無条件の愛＝光＝高い波動の源泉）とのパイプを強化する近道で、それらと繋がる「生き方」です。
「悪(＝課題)は自分の内側にあり、自分は悪なのだ！」ということを100％完全に認め、その至らず駄目な悪の自分をそのまま丸ごと愛し、許し、受け入れた時、私達は完全なる一つに統合されます。これは日月神示で強く言われている「悪を抱き参らせる」という事と同じことです。
そのようなことの「繰り返し」「積み重ね」が、私達に【変容(＝真の変化）】をもたらしてくれます。
悪の自分を受け入れ、統合されると、自分という極であった小さな【点(＝個体意識)】は【球体】に広がり、無極(＝宇宙のあちこちに遍満する意識＝火土水)となります。
つまり、自分の内側から外を眺めることをやめ、自分の意識を広げ、自分の肉体を越えて拡大し、自分が見える全体に意識を置いた時、自分が自分の世界の中心から外れ、認識が大きく変わり、自分の世界は【無極】となり、ホロニックユニバース(＝大日如来)とは自分のことで、個が全体であり、全体も個であったことがわかり始めます。すると、二極的発想が起きなくなり、「自分」という認識が「みんな」という認識に変わり、自分や他人のことが気にならなくなります。
そして、見るもの、聞く声の全てが一変して、あるものを【あるがままに純粋体験】ができるようになり、安心して、安らぎ、そして、心が満たされ、「嬉し、楽し」で、喜びが満ち溢れ、生きている事そのものが感動であることに気づき、今、ここが、とてつもなく至福に満ち満ちた世界(＝神の世界＝地上天国＝みろくの世)であったことに気づくでしょう。
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