【立夏】②宇宙と一体化し、養生し、たくさんの歓びを創造していきましょう!
昨日の続きです。今日は【立夏と夏の期間の養生の仕方過ごし方】についてです。
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【4】【立夏の養生~心を大切に陽気を養う!】
立夏は夏の始まりで…草木が茂り、気持ちの良い風が吹いて晴天が続く頃で、
立夏の15日後の小満は…秋にまいた麦の穂麦が実る頃で、あらゆるものが成長し、天地に満ち始め、ほっと一安心するという意味だそうです。
❶立夏の後、気温がだんだん上がるにつれ、人は、ソワソワとして、心理的に落ち着かなくなります。
人の身体も、新陳代謝を活発にする春の態勢から、元気よく動き回る夏の態勢へと生理変化します。
春:肝の季節(厳密には春の土用:脾の季節を経由)から夏:心の季節への生理変化です。
①中医学では、「立夏からの養生は、当然のことながら、身体の中で最も陽らしい臓器:心臓:心に重きを置き、心の気を養うことが、身体全体の陽気を養うことになるのです。
従って、立夏の節気は心を静めるように調節すべきです。
★②精神の養生”静養”は特に大切です。心をケアして、精神状態を安定させて、陽気を養い、体力を充足させます。
心を穏やかにし、常に微笑を忘れず、怒りを抑え、自分の心が穏やかになること、
例えば、趣味を楽しんで、情緒を養い、心を伸びやかに保ち、精神を安静にして、伸び伸びとし、心安らかに楽しみ、笑いましょう。
文芸活動や、絵画、書を楽しんだり、魚釣り、将棋したり、ガーデニングなどして、楽しみましょう。
落ち着かなくなるので、“戒怒戒躁”として、あまりにも大喜びしたり、激怒するのは避けましょう。
立夏は夏の入り、【五味】を上手に立夏食に取り入れましょう。先ずは「心」が求める【苦味】です。
➋ストレスが続くと、自律神経が乱れます。
ストレス過多=交感神経優位ということになるので、免疫力も下がります。
★①中医学では自律神経を司るのは「肝」なので、この時期の食養生としては、「肝」の働きを助けて、滞りがちな気のめぐりをスムーズにする食材を積極的にとるとよいそうです♪
ストレスの大半は「怒り」なので、そういう意味でも、肝臓をケアするというのは理にかなっています。
(※怒りは肝臓に溜まって、悲しみやメソメソは脾臓に溜まります。)
★②効用ある食材
⑴【安神(=気持ちを安らかに、穏やかにする)の働きのある食材】玄米・小麦・アーモンド・蓮の実、青梗菜、百合根、あさり、いわし、牡蠣、しじみ、ひじき、紅茶、ジャスミン、緑茶など
⑵【平肝(=肝臓の高ぶりを抑えて、正常にする)の働きのある食材】菊花、クレソン、ししとう、せり、セロリ、トマト、ピーマン、あなご、クラゲなど
⑶【気のめぐりをよくする理気の食材】たまねぎ、ピーマン、かんきつ類、三つ葉、鮭、酒など
⑷【補肝の働きのある食材】梅干し、酢、かんきつ類など
ご自分の体の声を聞きながら、取り入れられることをお勧めします。
まず、夏場の養生にとって、最も大切なのは、陽を養うということです。
➌【立夏の頃の養生】は、夏が到来して、天気は次第に熱くなり、温度は上昇してくるとはいえども、この時期は早朝と晩には比較的涼しく、日夜の温度差は大きいのです。
①朝晩は、風邪を予防のために、適当に衣服を重ね着しましょう。掛け布団を調整しましょう!
・風邪をひくと、身体が丈夫な人であっても、汗が多く出て、心を傷つけてしまいます。
・高齢者は心臓病の発症を防ぐために、更に注意しなければならない。
②睡眠は”早寝早起き”をし、天地の清明の気を受けるようにします。
但し、睡眠をよくとるように注意して、適度な昼寝をするのも身体の健康に良いでしょう。
③運動は、気温が段々高くなるので、汗が出やすくなります。”汗”は心の液なので、立夏の時は過度の汗を出さないように注意します。
運動後、適度な暖かい水を飲み、体液を補充します。
④あまりにもハードな運動はしないようにします。太極拳、太極剣、ジョギング(慢跑)などがいいでしょう。
➍【立夏の頃の食養生】
①陽気がピーク6月後半の夏至に向けて、収斂の性質を持つ酸味を増やして、苦味を減らしていきます。
②補腎助肝をし、胃気を整え養います。
③あっさりしたもの、低脂肪のもの、消化しやすく、繊維質の多いものをとります。
④野菜や果物、過度に精製していない穀物(玄米)などを多くとります。
・多くとっていいものは:豆類・ゴマ・アワ・とうもろこし・玉ねぎ・トマト・サンザシ・枇杷・桃・やまもも・マクワ瓜・パパイヤ・カリン・鶏肉・赤味の肉
・少な目の方がよいのは:塩辛いもの(例えば魚や野菜などの漬物)・動物の内臓・肉の脂身 など。
➎立夏の頃の食養について:旬のもの3つ。
①初夏を代表する野菜:フキ。市場では既に4月から出回っていますが、これからが本当の旬です。フキの苦味が「心」を癒してくれます。多いに食しましょう。
②露地物のイチゴ。立夏を過ぎると熟し始め、小満の頃にピークを迎えます。
暑い日は、まだ体が十分に順応できず、体に熱がこもりがちになりますから、体を冷やしてくれる果物が欲しくなります。それに最適なのが旬のイチゴです。
③レタス。通年出回りますが、本来は初夏が旬のものです。野菜は、本来は生食が望ましいですから、暑くなれば野菜を生で食べたいものです。
➏【立春の頃にふさわしい料理】フキの煮物。少々甘味をつけ、辛味としては山椒の若葉がベストです。
★立夏から心の季節になりますから、5つの味「五味」についても頭に置いていて下さい。
漢方では、五臓のバランスを整えるため、夏は<主:苦味、従:辛味、添:甘味>この三味の組み合わせを最適としています。
料理は、この三味を頭に置いて行なって頂きたいです。
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【5】【夏の養生は心気を保養すること】
❶中医学でも、24節気の5/5の「立夏」~8/7の「立秋」までの約3か月間を『夏』としています。
①方向は南、色は赤、真っ赤な太陽がこの季節を象徴します。
②『素問・四気調神大論』には、「夏の3ヶ月になると、繁茂にして穂を出すと言われ、天と地の気が交わり、万物は花が咲いて実を結ぶ」とあります。
③夏は天地陰陽の気が盛んに交わり、自然界の活動は活発になり、万物が「生長」「繁栄」する季節であり、万物が茂り、花咲き乱れ、陽気が最高になる時期です。
また、この季節は身体の新陳代谢が最も旺盛になります。
④中医学では、夏は五行の「火」属し、心気に通じ、夏の養生は心気を保養することがとても大事です。
そのため、自然に順応して、“万物生長、心気旺盛”の特徴によって、「心を静める」ように調節すべきであり、心を穏やかにし、怒ってはいけない、常に楽しい心情を保ち、内臓の陽気を保護することが重要なことです。
⑤なので、夏は、冬に育み、春に芽吹いた活動を形に表し、自分の本領を発揮する時です。できることは思いっきりやりきりましょう。
今がピークの時期なので、力を出し切るべきです。長い年月をかけた計画を実行し形にするまで頑張りましょう。きっと花が咲くはずです。
❷①夏の時季は、自然界の活動は活発ですが、私達人間は気分が落ち着かず、精神的にも不安定になりがちです。
夏を快適に過ごせるよう、様々な解決法が考えられる中で、夏の養生法が出来上がってきました。
漢方では夏は万物が繁栄し、花咲き実る実る季節と位置付けられ、「長」という言葉で表わされるそうです。
②そんな【夏の心得の基本】というと・・・中医学では「夏は心気に相通じる」と言われ、⑴早寝早起きと⑵静養が大切な季節です。
夏の養生は「清補(セイホ)」といって、「体内にたまる熱をさましておく」ことを基本にしますが、⑴早寝早起きと⑵カッカしないことと⑶適度な発汗⑷外出を楽しみことが大切です。
このように夏の旺盛な陽気に応ずることが養生の道です。
➌①早寝早起きをして、十分な睡眠をとりましょう。
夏は昼の時間が長いので、早起きで陽気を発散して、精神状態を穏やかに保てば、健康状態が優れます。
②太陽の日差しを嫌がらず、太陽の光に感謝し、戸外で朝日に向かって、新鮮な空気を吸い込み、新陳代謝を促進させましょう。
③心はカッカせず、気長に、楽観的に保ち、焦ったり、怒ったりしないようにしましょう。→穏やかに過ごすと、身体に不要な熱がたまりにくくなります。(「心静自然涼」と言い、心を静めれば自然に涼しい。)
ゆえに夏の季節は、喜び、気楽に笑い、粗暴さや悲しみを是非避けねばなりません。
④身体も植物の開花同様に、体内の陽気が自然に開いているので、適度な発汗をし、皮膚を通じて、外に出せるようにしましょう。
花が綺麗に咲き誇るように陽気を外で発散して、発汗によって、不要な熱を身体の中にためないようにしましょう。
⑤大量の汗は、心臓の陽の気を傷つけるので、激しい急な運動はNGです。
⑥夏は汗が多いので、酢をたくさん摂りましょう。…酢は細菌を抑えることができ、胃腸の伝染病に対して予防の作用もあります。また、多く酢を飲むと、胃腸の消化と吸収を助けることができ、食欲が促進することもできるし、疲労を改善し、精力を維持することができます。
⑦外出を楽しみましょう!暑いからといって、室内にばかりいると身体に不要な熱がこもりますので、外に出るようにして、内にこもる熱を少しでも発散することを心がけましょう。
⑧ビタミンEを摂りましょう。夏の三大危険性(①強烈な日照②オゾン③疲労)を下げることできます。
⑨熱いお茶を飲みましょう。…イギリスの専門家の試験の表明により、熱茶は身体に降温能力が冷たい飲み物より上回り、夏の飲料の中での極めて優れたものなのです。
⑩心情として、春に出たやる気を伸ばすように向上心を持ち続けましょう。
上記が基本ですが、実は夏を元気に乗り切るということには「暑さ」と「湿気」の対策、暑さと湿気から身を守る工夫が必要となります。
➍また同時に、暑さから逃れるために無闇に涼を求めて体内の陽気が衰えないように保つことも大切です。その要点をまとめると以下の点になります。
①暑さから身を守り、津液の消耗に注意する。
私達は夏の暑い日、流れるような汗をかきますが、たくさんの汗をかきすぎると、水液の代謝が乱れて、津液が損傷されてしまいます。
津液が損傷されると、唇や舌が渇く、大便が硬くなる、尿が黄色くなる、気分が不安定になり、けだるくなるなどといった症状が現れます。
津液の消耗が水液代謝の限界を超えると、気を失って倒れることもあり、更には生命の危険を生じることもありますので、夏は暑さを防ぐことが第一です。
②土用の頃は湿気を防ぐ。
土用の頃は、高温で湿度も高い日が続き、この時季は汗が出にくかったり、汗をかいても直ぐには乾きませんし、汗で湿った衣服や雨に濡れたり、住まいの湿気などが原因で『湿毒』を受けやすくなります。
湿毒が体の浅い部分を侵すと、関節が重い感じで、動かしにくく、身体全体が疲れた感じがします。
また、湿毒が体の深い部分に入り込むと、消化吸収の働きをしている脾臓の活動が衰え、口が粘つく、食欲不振、腹が張ったり、腸がゴロゴロ鳴ったりという症状が現れ、この状態が続くと、痩せ衰え、精神的にも不安定になるといったことになりますので、土用の時季は特に湿毒を防ぐように心掛けなければなりません。
③冷えにも気をつける。
夏の暑い時は、長時間冷房の部屋に居続けたり、絶えず冷たいものを飲んだり、野外で寝たり、風に当たったまま転寝したりということのために夏風邪をひきやすくなります。
風邪の原因である風寒の気が人体に入ると、四肢が麻痺したり腰や膝が痛くなったりという症状を引き起こします。
高血圧や狭心症、動脈硬化、心筋梗塞などの持病のある人が夏にこうした寒冷の刺激を受けると、血管が痙攣して血圧が上昇し、持病を再発させたり悪化させてしまいます。
なので、夏は「冷え」にも用心が必要です。
➎夏季全体の養生の中で、【心臓】を特に大事しなければなりません。
『医学源流論』には「心は全身の主であり、臓腑などは全て心の命ずるところに従い、ゆえに君主である。心は神を隠し、ゆえに神明の用である」とあります。
漢方医学の文献の中の「心」についての説明は、「血肉の心と神明の心である。」と。
血肉の心は実質的な心臓のことを指し、神明の心は外部の物事を受け入れ、それを反映し、意識、思惟、情・志などの活動を行う機能を指しています。
また、神明の心は人体の生命活動を支配する者であり、臓腑の中で最も重要な位置を占め、五臓六腑は全部心の一元的指揮の下にあり、統一して調整する正常な活動を行うものです。
『医学入門』には「血肉の心は形が未開の蓮の花の如しで、肺の下、肝臓の上にあり、神明の心は、万事、万物を支配し、仮想的で精神的なものである」とあります。
心の生理的機能は血(血液)と脈(血管)を司り、神と志を司ります。神と志を司るのは、心は神明を司る心臓の神とも言われます。
広義の神は、人の身体全体の生命活動の外在的な表われを指し、それは人の身体のイメージ、顔色、目つき、言葉、応答、身体活動の姿などを含むものです。
狭義の神は、心の司る神と志であり、多くの場合、人の精神、意識、思惟活動などを指します。
神の形成は内臓状態学の中で、精、気は人体を構成し、身体の生命活動を維持する物質的基礎であり、神をつくる物質的基礎でもあると見ています。
神は先天的な精、気から化するものであり、胚胎が形成するその時に、生命の神は生んだ。
人体の生長発育の中で、神は後天の水、穀物の精、気の補充と養生に依存し、「神という者は、水、穀物の精、気である」と。
★【心の生理的特性の表われ】は次の通りです。
①心は陽の臓であって、陽の気を司ります。つまり、心は陽の中の太陽であり、心の陽気は血液の循環を促し、人の生命の活動を維持し、生命力を止めることがないので、人の体の「日」であるとたとえられています。
『医学実在易』は、「人と天地の結合だからであり、天に日があり、人も日があり、君、父の陽は、日である」と称しています。
心臓の陽、熱の気は、自らの生理的機能を維持するばかりでなく、そして全身を温かく養う作用があり、また、心は火の臓であり、万物を明るく照らします。
ゆえに凡そ脾臓、胃の腐熟、運動、変化は、陽の温暖と上昇及び全身の水・液体の代謝、汗の調節などを知り、いずれも心の陽の重要な作用と分けることはできません。
②心と夏の気は通じ合っていて、心の陽が夏季においては最も盛んであり、機能が最も強いことを物語っています。
つまり、人と自然界は統一したトータルなものであり、自然界の四季・陰陽の消長・変化は、人体の五臓の機能と互いに関連し合い、互いに通じ合うものです。
➏夏の食養生:トマトや玉ねぎなどを多めに食す
①ゴーヤや山菜のような苦味、赤いトマトや玉ねぎなどを多めに食しましょう。
②トマトは夏にピッタリの食材です。暑がりや高血圧の人に良いでしょう。
⑴涼血作用があり、血を綺麗にします。また、冷え性や美肌にも効果があります。
⑵赤い色素成分リコピンの抗酸化力は最近注目されています。ベータカロチンの2倍の効果があると言われ、シミ、しわ、ダイエット、若返りなどに効き目があります。
③夕飯には赤ワインを少し飲み、気、血を通じさせる。
➐このように夏の旺盛な陽気に応ずることが養生の道です。
まとめると、夏は昼の時間が長いので、早起きで陽気を発散して、精神状態を穏やかに保てば健康状態が優れます。
ただ、夏の暑さは悪いことばかりでなく、【冬病夏治(トウビョウカジ)】といって、中医学では冬に悪くなるような慢性病や冷えなどの陽気不足が原因の病気は、夏の養生によって、陽気を養っておけば、好転すると考えられていますので、食事は、酸味を多く、苦味を少なくして、腎臓の働きを補い、肝臓の働きを助けます。
心にとって夏場は、自然界の太陽の輝きと相伴い、たっぷりと陽気を養うので、心は自然と上向いていきます。その気は上昇の方向なので、この時期に陽気を養っておけば、冬がやってきた時に、腎陽が尽きることもなく、慢性病や冷えの症状は緩和されます。
特に慢性気管支炎や喘息は改善が顕著に現れるので、気温が高く陽気が盛んな夏は、これらの症状で悩む方々は、陽気を充実させて抵抗力を高めるのに最適な季節と言えます。
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★養生は、日頃の心がけで大きな効果が現れます。
今年の夏は一層の養生を心がけて、これまでの夏の過ごし方に一工夫加えて、より快適に乗り切りましょう!
皆様の毎日が穏やかで、健やかで、豊かでありますように☆☆
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★【中医学の夏という季節の基礎】となっているのは【陰陽思想】で、自然界はすべてが互いに影響を及ぼし合いながら存在していて、その基礎となっているのが、あらゆるものは陰と陽の関係性の上に存在しているという考え方です。
私たち人間も、絶えず自然環境の影響を受けながら、体内の陰陽のバランスは常に変化しているので、健康であるため、病気から快復するためには、こうした周囲の環境にも配慮しなければなりません。
24節気によって季節の陰陽の状態を知ることは、中国医学にとっても非常に重要なことだったのです。
1年を陰陽の変化として見ると…
①春「立春」~「立夏」=陽気が次第に盛んになって、陰気は衰えていく。
②夏:「立夏」~「立秋」=陽気が極になって衰え始め、陰気は次第に盛り返し始める。
③秋「立秋」~「立冬」=陰気が次第に盛んになって、陽気は衰えていく。
④冬:「立冬」~「立春」=陰気が極になって衰え始め、陽気は次第に盛り返し始める。となります。
【夏の特徴】
①立夏(りっか、5月6日頃)…山野に新緑が目立ちはじめ、風もさわやかになって、いよいよ夏の気配が感じられる頃です。
②小満(しょうまん、5月21日頃)…草木が茂って天地に満ち始めるという意味。陽気が盛んで、田に苗を植える準備を始めるなど、万物がほぼ満足する季節といえます。
③芒種(ぼうしゅ、6月6日頃)…芒種とは芒(のぎ)のある穀物、すなわち稲を植えつける季節を意味しています。この季節、農家はことのほか多忙をきわめます。
④夏至(げし、6月21日頃)…昼の長さがもっとも長く、夜の長さがもっとも短い日。農家は田植えに忙しい季節です。
⑤小暑(しょうしょ、7月7日頃)…夏至を境に日脚は徐々につまってきますが、暑さは日増しに加わってきます。
⑥大暑(たいしょ、7月24日頃)…気候的にも梅雨明け後の、最も暑気の激しい頃。【夏の土用」はこの節気に入ります。
※夏と秋の間の⑥大暑、立秋、処暑、白露の4つの節気の間は「長夏」と称しますが、長夏の養生は脾臓を保養するべきです。
長夏の気候はきびしい暑い以外、もう一つの特徴は“湿気”であり、湿度が高すぎて、人体に対して侵害があり、【脾臓】を傷め易くなります。この季節は脾を保養し、脾臓機能を高めることが大切です。
「甘味」は長夏の主味であり、脾臓を養う働きであり、飲食面では「行気利湿」と「益気健脾」の作用の食材を中心にし、脾臓の働きを促進させ、
揚げものや脂っこいものを控え、あっさりとした食事を摂り、水分やミネラルの補給に気をつける事ことも大事なことです。
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※春:「立春」~「立夏」、夏:「立夏」~「立秋」、秋:「立秋」~「立冬」、冬:「立冬」~「立春」
この立春・立夏・立秋・立冬を「四立」と呼び、さらに「二至(:夏至・冬至)二分(:春分・秋分)」を加え、この8つを「八節」と呼び、この8つは、日本でも季節を語る上でかなり重要な節です。
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西洋占星術の【立夏前半の宇宙】
★3日(水)~4日(木)に日付けが変わる頃 ❶【水星】が「順行」に戻ります。①牡牛座に向かいますが、5月いっぱいは太陽と交わることはないので、グループでの活動のリズムは、ゆっくりと穏やかなものになります。一方、双子座、射手座、乙女座、魚座は最も強く火星の影響を受けるでしょう。
②徐々にコミュニケーションが正常になってきます。
❷水星と天王星の今年三度目のコンジャンクションの意味合いが更に深まり、独創的聡明さが高じてきて、独自の論理を発展させてゆくことに幸運があるといえましょう。
★5日(金)太陽が牡牛座15度に入り、二十四節気の『立夏』となり、暦の上では 夏が来ました。
このあたりより、牡牛座:太陽と山羊座:冥王星がタイトな120度に入ってゆき、これは、「経済の復活や再建」を暗示で、国単位においても個人のレベルでも、経済を考え直す上での好機となっていき、この傾向は5月前半全般に亘ります。
★5日(金)~後半にわたり、【牡羊座25度:天王星】は射手座27度~26度を逆行中の【山羊座の守護星:土星】と【吉角:120度】をとります。これは…
社会環境の技術そして思想などがスムーズに移行する時期であることを意味し、古いものと新しいもの、右と左とった相反する要素や対立が、一時的にせよ互いの問題を補える道を見つけ出せるようになる、または、古い影響力に対して正しく立ち向かい、正規の手段で世代交代を成し遂げるでしょう。
土星が逆行していることを計算に入れても、「火星と木星の吉角」の効果も相まって、ビジネスや社会環境では良いニュースが増加します。
そして今回はこの「調和」という角度に、獅子座のドラゴンヘッドが重なって、緩やかな「グランドトライン」を構成します。
★8日(月)天秤座にて月と木星がコンジャンクションし、これは富と美と感情が一緒になっている暗示で、ラッキーデイという事になります。
★9日(火)ドラゴンヘッドが獅子座に移動し、ここからの約1年余り、獅子座と水瓶座の方の大きな変容の期間となります。
★10日(水)には月が太陽の対向星座・蠍座に入り満月域となります。
太陽は金銭の所有願望を表す牡牛座、月は魂や肉体の所有願望を表す蠍座の満月ですから、要注意です。
★11日(木)6時43分、月は蠍座20度に進み、満月となります。
①この満月は、とても作用が強いのですが、山羊座:冥王星がコンプロマイズしているので、雨降って地固まる、怪我の功名的な大きなメリットがあることを暗示し、初めは厳しいですが、次第に道が開けてゆくことを強く意味し、復活や再開事案に関しては有利なものとなるでしょう。
②自分の存在意識の高みに達するため、感情の深みに沈んでみたくなります。
★13日(土)月が最遠隔点=リリスに到達。この月に火星が180度でアスペクトし、不安な心に付け込む、狼の存在には注意が必要です。
★16日(火)水星が牡牛座に入り、6月6日(火)までこの信念のしっかりした星座に留まります。その影響で現実世界と、その中での自分の居場所を確保する方法に目が向けられでしょう。
★26日(金)双子座の新月のおかげで、刺激的な活動を始めるあなたに、マルチタスクとなるチャンスが巡ってきます。全てのコミュニケーションや販売に関する努力は、この先2週間にわたり、特別な恩恵を受けられそうです。さあ、取りかかりましょう!
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