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Channel: 【図書館カフェHabi∞Road】無意識を使って、幸せになる道。
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◎❶24節気:立冬…11/7(日)〜21(日)

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【1】立冬とは?
◎24節氣:立冬(りっとう)11月7日(月)〜21日(月)…24節氣の第19番目

冬季立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒)の1番目の節氣

※「立」は新しい季節になるという意味です。

 

❶①立冬とは,秋が極まり,冬の気配が立ち始める頃です。
冬立つ日」と言う意味があり,朝夕が冷えこみ,日中の陽射しも弱まって来て,冬が近いことを感じさせる頃です。
また,各地で木々が色づき始めます。
木枯らし1号や北国や高山からは初雪の便りも届き始めます。
「冬」と付いていますが、現在の季節感で言えば晩秋に当たり,梨,リンゴ等の果物やサンマを迎える時期になります。
立冬を過ぎると,初霜が降りて,冬の佇まいへと変わっていきます。
秋分と冬至の中間で,昼夜の長短を基準に季節を区分する場合,この日から立春の前日までがとなります。
②『暦便覧(こよみびんらん)』(江戸時代)では…「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也
今年初めて冬の気配(気立ち)を感じ,いよいよ寒くなって行く時期です。
言い換えれば,「秋の極みともいえ,実際,多くの地域では,まだ秋らしい気配で,紅葉の見時はまだ」ということです。
③暦
・現行暦…十月節(旧暦9月後半から10月前半)。
・現在広まっている定気法…太陽黄経が225度の時で,11月7日頃(2022年は11月7日19時45分)。(春分:黄経0度)
 暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。
恒気法…冬至から7/8年(約319.59日)後で11月6日頃。
期間…11/7頃〜11/21頃(小雪の前日)までの15日間位。
・前後の節気…⑱霜降→⑲立冬→⑳小雪


立冬期間中の72候は?
立冬の期間の七十二候は以下の通りです。
山茶花が咲き始め⑵大地が凍り始め⑶水仙の花が咲く(日本)
①第55候(初候)…11/6〜11/10頃
⑴「山茶始開(つばき はじめて ひらく)」…山茶花(サザンカ)が咲き始める(日本)
冬枯れの景色の中で,大輪の山茶花の花はより一層目立ちながら,綺麗に咲きほこります。
⑵[中国]…「水始氷(みず はじめて こおる)」…水が凍り始める(中国)
②第56候(次候)…11/11〜11/15頃
○「地始凍(ち はじめて こおる)」…大地が凍り始める(日本・中国)
朝は霜が降り,場所によっては霜柱がみられる所もあり,夜は冷え込みが一層厳しくなるので,部屋の窓の結露にも注意が必要です。
③第57候(末候)…11/16〜11/21頃
⑴「金盞香(きんせんか さく〈こうばし〉)」…水仙の花がかぐわしく咲く(日本)
水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。
⑵[中国]…「雉入大水為蜃(きじ たいすいにいり おおはまぐりと なる)」…雉が海に入って大蛤になる(中国)
※立冬は,冬支度を行うにはちょうどよい時期だと思いますので,本格的な寒さの前に冬の準備を進めていきましょう♪


【2】立冬の時候の挨拶&俳句
①立冬に関係のある季語
季語とは季節を表す言葉で,立冬には「冬が始まる」「冬の入り口」という意味があります。
⑴一般的に多い季語には、次のようなものがあります。
「向寒の候」「季秋の候」「暮秋の候」「夜寒の候」
⑵その他に、俳句では次のような季語がよく使われます。
「立冬」は,俳句などで用いられる冬の季語です。
五七五の中に季語を入れることが俳句の定型とされています。
(必ず季語が入らなければいけないというわけではなく,季語のない俳句も存在します)
「冬立つ」「冬に入る」「冬来る」「今朝の冬」「今朝の冬」
このように,立冬に関係のある季語には,どれも冬の始まりを感じさせる言葉が並びます。
それらの季語は,「まだそれほど寒くはなくとも,ふと空気や風に冬の冷たさを感じる」といった意味があるようです。
このような季語が俳句でよく用いられているのは,「りっとう」という言葉を発生した時に,硬く響いてしまうからだと言われています。
②時候の挨拶
「立冬の候」等は,手紙やはがきを書く時に時候の挨拶として使う言葉です。
立冬には冬の始まり冬の入り口という意味があるため,当然ながら「立冬の候」等を時候の挨拶として使えるのは,立冬の期間のみとなります。
挨拶の例文は?
「立冬の候」等をどのように使うのか?は下記の例文を参考にしてみて下さい。

立冬の頃の手紙では,下記のような挨拶文がよく使われます。
⑴書き出し
ビジネス文書を漢語調で作成する時に,「立冬の候」と入れることで季節感を表せます。 
そして,読み手を気遣う言葉を添えられれば,さらに相手に与える印象が良くなるでしょう。
・「拝啓 立冬の候、寒さが身にしみる時期となってまいりました。○○様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。」
・「拝啓 立冬の候 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
・「拝啓 立冬の候 貴社におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて先日の出版記念パーティーにおきまして…(ここに用件が入ります)。」
・「拝啓 立冬の候 皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
さて先日は娘の誕生日の際にお心遣い頂きましたありがとうございます。…(このように用件に入ります)」
・「立冬の候,菊の花も盛りを過ぎて冬もすぐそこまで来ています
・「立冬の候、うららかな小春日和が続いています。」
このように「立冬の候」と書くことによって,長々とした季節のご挨拶を書くことを省略することができます。
短い文章ですが、そこに含まれる意味合いには,日本人の細やかな季節に対する描写がこめられています。
「立冬の候」以外には?
・「深秋の候、いかがお過ごしでしょうか。」
・「夜寒が身にしみるころとなりました。」
・「菊花薫る十一月。お元気でお過ごしですか。」
・「菊の花が今を盛りに咲いています。お変わりなく、お過ごしでしょうか。」
・「菊の花も盛りを過ぎて冬もすぐそこまで来ています。」
⑵結びの挨拶
立冬の時期は段々と気温が下がり,体調を崩しやすい時期です。
体調を気遣い,無事を願う言葉で締めるとベターです。
・「体調を崩すことがないように、くれぐれもご自愛下さいますよう、お願い申し上げます。 敬具」
・「冬めく風も吹き始めました。お風邪などひかれませんように。」
・「実りある晩秋をお過ごしください。」
・「寒さ厳しき折、ご自愛ください。 敬具」
・「今後とも末永くお引き立て賜りますようよろしくお願いいたします。 敬具」
③立冬の頃の有名な俳句
・「立冬の 川を彩る 胡桃の黄」…阿部みどり女(じょ)
・「立冬の 火焚けば映る 民家かな」…長谷川かな女(じょ)
・「立冬の 紫だちて 熊野灘」…富安風生 (ふうせい)
・「立冬の 山の樹騒ぐ 音眼にす」…臼田亞浪(うすだ あろう)
・「立冬や 手紙を書けば 手紙来る」…山口青邨 (せいそん)
・「立冬や とも枯れしたる 藪からし」…臼田亞浪
・「立冬や 窓搏つて透く 鵯の羽根」…石田波郷(はきょう)
・「句を作る 心戻りぬ 冬立ちぬ」……日野草城 (そうじょう)
・「冬立ちぬ つかひおろしの 佳きしやぼん」…日野草城
・「冬に入る 椿の葉つや まぶしかも」…室生犀星(むろう さいせい)
・「菊の香や 月夜ながらに 冬に入る」…正岡子規(子規句集)
・「けさの冬 よき毛衣を 得たりけり」…蕪村(句集拾遺)

 

【3】自然と一体になって暮らす「祈り」の生活をしましょう♪

❶私は日本という国に生まれて本当に良かったと思っています。 
なぜなら、春には梅や桜などの花々が咲き、

夏には透き通るような海で泳いだり、

秋には燃えるような紅葉が山々を飾り、

冬には一面銀世界になるような雪景色…

このように四季のバランスがあり,四季折々に花や風景,食の楽しみがあり,その四季折々にみせる自然がとても素晴らしいからです。 
私達日本人は,それらの天からの素晴らしい頂きもの(プレゼント)に本当に感謝しなければいけないと思います。

本当に有難いことです。 
日本の【神道】は「神の道」と書きますが、古代、日本には神社という形はなく、人々は身の回りにある自然(山,海,土,岩,木,花…)そのものを神として厚く敬ってきました。

命あるものすべてを敬い,慈しむのが,本来の日本古来の神道であり,【祈りの心】です。 
日本には八百万(やおよろず)の神様がいらっしゃるというのは,水の神様,木の神様等,すべてに神様の名前があるからです。 
なので,山に登る時は,「登らせて頂きます」と山の神様にお供えをして,手を合わせ,漁に出る時も,海の神様にお供えをして,手を合わせていたそうです。

古の日本人は自然を神として敬い,四季の巡りに順応し、常に自然と対話しながら暮らしていました。

宇宙の流れや四季の流れに逆らわず,自然を慈しみ,自然と一体になって暮らす日本人の生活そのものが「祈り」であり,古の人々にとって「祈り」という行為は決して特別なものではなく,日常的な普通のことだったと思います。 

私達、現代人も、古の日本人(といっても,50年位前まではそういう生活が少しは残っていたと思いますが…)のように,日常生活を,今この瞬間を、宇宙の流れや四季の流れに乗り,常に自然と対話しながら,自然を慈しみ,自然と一体になって暮らす「祈り」の生活をしていきましょう♪ 

□私達日本人の先人達は,月を眺め,そして,太陽の動きを見て,農作業を行い,季節(≒自然)の流れに寄り沿って,暮らし,身体を整え,楽しんで,生きてきました。 
よく、外国の方から「日本人は四季を大切にしていて素晴らしい」と言われることがありますが,昔の人は春夏秋冬だけではなく,

季節を細分化して感じていたのだとわかります。 
先人達は,自分の身体(=小宇宙)を知り,季節を知り,自然(=宇宙)を知り,そして,日々の生活を楽しく暮らしてきました。 
それが目的なのではなく、それが養生そのものなのです。

(養生の意味:生活に留意して健康の増進を図ること。) 
先人達の日常の暮らし,そのものがそのまま養生でもあり,祈り(スピリチュアル)の生活なのだと思います。 
先人達のように,自然の流れに沿って,古来から伝わる年中行事や日本の風土に沿った暮らしを生活のリズムとして取り入れ,健やかに美しく生きる生活を始めてみましょう♪ 
そして,日本の豊かな四季を二十四節気や,七十二候を参考に,季節の旬を「嬉し、楽し」で,楽しんでいきましょう♪

「二十四節気」とは?

日本は、上記のように、四季の移り変わりが鮮やかな国です。 
春夏秋冬で表される四季ですが、日本にはさらに細かく季節を分類(1年を24等分に)した【二十四節気(せっき)】というものがあります。 
「二十四節気」とは、1年(太陽が見掛け上の通り道の分点である(春分・秋分)と至点(夏至・冬至)から出て再び戻ってくるまでの日数)を24等分して,約15日ごとに分け,その分割点となる日に季節を表すのにふさわしい春夏秋冬等の名称を付けたものです。

1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し,1ヵ月の前半を「節」,後半を「中」と言います。 
古代中国で使われていた太陰暦は,太陽の位置と無関係であったため,暦と気候との間にズレが生じて農耕等の営みに不適切でした。 
そこで,季節と一致させるため,太陽の運行を元にした「二十四節気」が考案されたのが始まりです。 

(※二十四節気は、太陽の動きが基本となっていますから、中国発祥の暦ですが、実は西洋占星術の暦にも対応していて、太陽が春分点を通過する瞬間から牡羊座がスタートするのですが,二十四節気の中気の入り日が12星座の始まりに対応しています。) 
現代では、季節の移り変わりを表す言葉として用いられ,身近に感じられるのが「夏至」と「冬至」ですが,立春は「暦の上では春ですが、まだ風も冷たく」など時候の挨拶に使われることもあります。 

立春から始まる二十四節気は、雨水,啓蟄,春分,清明,穀雨、立夏,小満,芒種,夏至,小暑,大暑、立秋,処暑,白露,秋分,寒露,霜降、

立冬は二十四節気の19番目となっています。 
また、二十四節気は太陽の見かけ上の通り道を15度ずつ、

二十四分割したもので、,春分点起点(0度)とし,45度立夏で,90度夏至,135度立秋,180度秋分,そして,225度が今回の立冬です。

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★もとにかえる[図書館カフェHABI∞ROAD]

    

2021年9月に東京の新宿から山梨県大月市に移転し,現在は[事前予約制]で,個人セッションをメインに,イベント,ワークショップ,お話会等を行っています。

お問い合わせは下記までご連絡下さい。

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