10月20日(水)は【秋土用入りの日】(207度)で、
11月6日(土)の[秋土用明けの日](225度)迄の
18日間が【秋土用の期間】(207~225度)です。
(11/7…立冬)
成功したり,運氣向上を向上させる(=宇宙の流れに乗る)為には,「時と所を得ることが重要」です。
土用というのは【時】のことで,土を動かす,新規事業等は【大きな変化】のことです。
土用の期間中は風のせいか,妙にソワソワし,動きたくなる期間ですが,【土の神様】が地上・地中に出てこられ,支配しますので,「土用はどんより」と言われるように,動くべき時ではなく,こもる時期で,おとなしく過ごして,自分の内面を深めていく等,上手に過ごせば,とても快適な時間ですし,次の季節でかなり成長させて頂ける,とてもお得な良い期間です♪
土用期間中は,「負担が大きい秋~冬への季節の変わり目」の(=【大きな変化】の時期)なので,「土を動かすこと」や「新規事業」等の【大きな変化】を平気でするような人は運氣は下がります。
なので,成功や開運の(=宇宙の流れに乗る)為にも,期間中は土を動かすことや旅行や新しい事をスタートすること等の大きな変化はやめ,次の季節に備え,あれこれ動かず,家の中や心の中のこと等,足元の強化をし,動かない事で運気を蓄えていきましょう♪
それでお奨めなのが,家と心の中の掃除(浄化)や整理整頓等で,土台だけは触れずに,家や心の環境を変えたり,季節にあった模様替えをしたりすることです。
また,土用期間中は,季節の変わり目で,体調も崩しやすい時で,五黄土星の影響により,厄が溜まりやすい時期なので、
・サウナ,薬草風呂,半身浴,プチ断食,瞑想,ヒーリング等で心身を浄化しましょう♪
・ゆっくり休みましょう♪
・消化のいいものを食べましょう♪
・心と身体の健康管理に気を付けるようにしましょう♪
・そして,「次の季節(=冬)にどんな自分でいたいか?」をイメージし,今後の予定を立てていきましょう♪
★そこら辺の変な【開運法】より,上記のように,日本古来の【土用を丁寧に過ごす方が、ずっと開運します】!
【1】土用…
土旺用事(どおうようじ)の略で,土の気が最も盛んになることを指します。
中国の五行思想に由来し,暦では【雑節】です。
(雑節…季節の移り変りをつかむために設けられた特別な暦日のことで,節分,彼岸,八十八夜などもこれに当てはまります。)
土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが,土用は各季節にあり,四季の中間の「季節の変わり目」の「土の気」が「土用」です。
❶陰陽五行説では…
【春・夏・秋・冬】をそれぞれ【木気・火気・金気・水気】としましたが,そのままでは季節が変わる際に性質の異なる気が接し,ギャップが生じる事になり,例えば,うららかな春からいきなり灼熱の夏になると,自然界のあらゆるものにショックを与えてしまいますので,現実のスムーズな移行には,それぞれの強い気を和らげるクッションのようにバッファ的に働き,現在から次の季節の気へと変容させる期間があり,ここで土気が活発に働いているとみたのが,【土用(土の働き)】です。
この期間は,1年を【五行】の【5等分】し,さらに土を四季に配分する為,4等分した長さとし,四立(立春,立夏,立秋,立冬)の前の18日(又は19日)間をあてはめ,その期間を「土用」「土旺用事」と言います。
☆①【五行の性質】では…
⑴【春:木気】は…草木が芽吹く,植物のような【発育伸長する勢いある傾向】
⑵【夏:火気】は…日差しが強くて暑い,【勢いが頂点に達し,燃え盛る性質】
⑶【秋:金気】は…空気が澄んでいる,【熱や勢いが衰え,凝縮・固化しつつある状態】
⑷【冬:水気】は…水のように暗く,冷たい,【凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態】
であり,これらは四季,太陽,植物等の周期変化の観察から象徴化されました。
⑸【土気】は…土壌におくと,種が発芽することの観察から,大きな変化を促し,保護する働きと場所の象徴です。
②四季それぞれの【神様】は…
⑴【春は青龍神で東】を⑵【夏は朱雀神で南】を⑶【秋は白虎神で西】を⑷【冬は玄武神で北】を,それぞれ司っているといわれ,⑸【土用の神様は土公神】です。
③四季それぞれの【色】も決まっていて…
【春・夏・秋・冬は…それぞれ青・赤・白・黒色】で、【土用は黄色】とされています。相撲の黄色い土俵の上に、青赤白黒の房が下がっていますが,あれは四季と方角を司る神様の色です。
画像はこちらからお借り致しました。
※【陰陽五行説】は中国の春秋戦国時代の思想で,日本には暦法と共に5~6世紀頃伝わりましたが,自然界のあらゆるものを陰と陽に分け,それをさらに五行の要素(木・火・土・金・水)で分け,それらが巡っていくことで,すべてのものが生まれ成長し,自然界は成り立っているという考え方です。
❷そもそも「土用」とは…
【季節の変わり目】にあたり,次の季節へ移る前(季節の変わり目の)調整期間なので,【体調を崩しやすい時】でもあります。
☆方位の境目でも【五黄殺】だという見方があります。
①いろんな性質が交じり合うと,「土性」になるので,「土性」というのは他の五行よりも働きが激烈で,破壊力があり,すべてのものが土性の影響を受けます。
②それを特に警戒して,気学の「五黄殺」(腐敗,死,墓,癌,破産,自殺,破壊…)のように,ここに「殺」という字をつけてしまったので,いかにもおどろしい響きがありますが,「殺」にはいろんな意味があります。
⑴代表的なのは「殺人」「殺生」「抹殺」「殺戮」等で,「生命を奪ったり,無くしてしまうこと」を差す意味ですが,(「忙殺される」「殺到する」等意味を強める場合にも「殺」を使い,また逆に,「相殺する」「減殺する」等,意味を弱める場合にも使います。
⑵【五黄土星=悪】ではないのですが,意味を強めたり,弱めたり,その【生殺与奪の鍵】となるのが【土性】の一つの性質だとすると,もう一つの代表的な性質は「混じる」ということです。
土はいろんなものが混じっているし,有機物も無機物も,最終的には土に還ります。
「灰は灰に、塵は塵に」ではないですけど,ある意味で,【土に還る】というのは【最終的な解決】でもあり,【滅亡と再生】を土性が表わしています。
③【季節を司るのは、本当は他の五行よりも力の強い土用】であり,この世のものが皆移り変わる時にはいろんなチャンスもあれば危険もあります。
運気の観点でも,「土用」の時期というのは,【少し注意が必要な時期】にあたりますので,それがどこの土用に集中しているか,何となく意識すると,自然の流れに逆らわないような生き方のヒントになると思います。
【2】土用の期間(2021年は)?
❶季節の変わり目である「土用(=土旺用事)」には,春夏秋冬それぞれ各1回ずつ,年4回あり,立春(2月4日頃),立夏(5月6日頃),立秋(8月7日頃),立冬(11月7日頃)の直前、約18日間のことです。
画像はこちらからお借り致しました。
①【春(木気)土用】…【「立夏45度」:5月5日前の約18日間】…
【4月17日(土用の入り:27度)~5月4日】…(27~45度)
【丑の日:4月23日(金)】…五月病,気力減退
⑴木性は身体で言えば,【肝臓】にあたり,肝臓の弱い人,肝臓に持病のある人は,春の土用は特に要注意で,春に体調を壊しやすい人,アレルギーや蕁麻疹が出たり,黄疸が出る傾向があります。
春は「風」の意味もあるので,風邪も引きやすいですが,秋や冬の風邪が肺や腎臓に来やすいのに対し,春の風邪は【咽喉】が要注意です。春=東=三碧=咽喉です。
⑵【戌の日】に「い」のつくもの…芋・インゲン豆・イカ・イワシ・イカナゴ・イナリ寿司・イチゴ・イノシシの肉等を食べると良いそうです。
⑶【「白い」もの】…大根・白ネギ・玉ねぎ・豆腐・うどん・そうめん・白身魚・イカ・ごはん・雑炊・餅などです。
②【夏(火気)土用】…【「立秋135度」:8月7日前の約18日間】…
【7月19日(土用の入り:117度)~8月6日】…(117~135度)
【丑の日:7月28日(水)】…熱中症、夏バテ
⑴夏は【心臓】に注意です。心臓の強くない人は、暑気あたりに充分注意を払う必要があります。炎天下の激しい運動で一番負担がかかるのは、元々一番エネルギーを消費する心臓です。
また,【夏風邪が心臓にきやすい】のは意外に気づきにくいので,夏風邪が長引くという方は、循環器系を疑ってみましょう。
⑵【丑の日】に「う」のつくもの…うなぎ・梅干し・うどん・瓜・うずら豆・ういろう・うぐいす餅・ウルメイワシ等を食べると良いそうです。
⑶【「黒い」もの】…黒豆・黒ごま・ゴボウ・しじみ・あんこ・黒砂糖・醤油・ひじき・海藻・こんにゃくなどです。
③【秋(金気)土用】…【「立冬225度」:11月7日前の約18日間】…【10月20日(土用の入り:207度)~11月6日】…(207~225度)
【丑の日:10月20日(水),11月1日(月)】…夏の疲れが一気に出る,老け込む
⑴秋は【肺】を司りますので,この時期は【呼吸器系】の弱い人は十分に注意しましょう♪
咽喉が痛くなっても,春の土用は声帯に関係のある部分が罹病しやすいのですが,秋の土用は【扁桃腺炎】とか【肺炎】になりやすいのです。
⑵【辰の日】に「た」のつくもの…大根・玉ねぎ・高菜・タイ・タコ・太刀魚・タラコ・沢庵等を食べると良いそうです。
⑶【「青い(緑)」もの】…サンマ(青魚)・サバ・茄子などです。
④【冬(水気)土用】…【「立春315度」:2月4日前の約18日間】…
【1月17日(土用の入り:297度)~2月2日】… (297~315度)
【丑の日:1月17日(日)&29日(金)】…風邪、インフルエンザなど。
⑴この時期の風邪は,細菌による膀胱炎や腎盂腎炎が心配です。
腰痛がある時や治っても治っても風邪を繰り返すような場合は,腎臓を疑ってみる必要があります。
また,冷えにも注意ですが,特に手先足先などの血行を良くするような対策を心がけましょう。
⑵【未の日】に「ひ」のつくもの…ひじき・ヒラメ・ヒラマサ・ひよこ豆・ひえ・ひなあられなどなどを食べると良いそうです。
⑶【「赤い」もの】…イチゴ、トマト、赤カブ・リンゴ・小豆・鮭・エビ・カニ・鯛・たらこ・赤唐辛子等です。
最初の日を「土用入り」、最後の日を「土用明け」といいます。
最後の日は節分です。節気の期間としては四立の1つ前の,穀雨・大暑・霜降・大寒に含まれます。
※上記の太陽黄径は入りの日のものです。
※入りの日によって18日間でない場合もありますので,約18日間と解釈して下さい。
各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼びます。
※それぞれの季節において、春夏秋冬の順番に、頭に「イ(戌:イヌ)・ウ(丑:ウシ)・タ(辰:タツ)・ヒ(未:ヒツジ)」がつく食べ物と,【四色の食べ物】です。
四色の食べ物については、先に説明した季節の色と反対の色の食べ物を食べるのがいいとされています。
これは,五行の教えで,例えば,「夏の暑さには冬の寒さを取り込むことで,夏の負担を和らげて,身体を健康にしていこう」という意味があります。
従って,春には秋の色「白」の食べ物,夏には冬の色「黒」の食べ物,秋には春の色「青」の食べ物,冬には夏の色「赤」の食べ物を食べるのです。
※土用丑の日とは…
①約18日間の『土用』の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)が『丑の日』の日が、 『土用丑の日』です。
立冬前、秋の土用丑の日は、18÷12で1.57回です。
1年で2回『土用丑の日』がある年は,大体2年に1回位という訳です。
(十二支は、年・月・日・方角を数えるのにも使われます。
12日周期で丑の日が回ってきます。)
②丑の日とはどんな意味でしょう?
元々丑の日というのは,【災難を受けやすい日】という意味です。
丑の方角の守護神:玄武という黒い神様なので,黒いものを食べようと,鰻やドジョウ,ナスなどを食べたことが始まりでした。
また,丑の日に【「う」のつく食べ物…梅干し,うどん,ウリ,鰻】を食べて夏バテ防止をする風習もありました。
ちなみに,「梅干しと鰻は食べ合わせが悪い」と言われますが,これは単なる迷信のようで,実際は一緒に食べても問題ありません。
❷【それぞれの土用で気をつけるべきこと】
土用の間は「季節の変わり目」ということもあり,健康管理に気をつけたい時期でもあります。
①春夏秋冬,それぞれの土用で気をつけるべきポイントは上記の通りです。
②いつの土用もそれぞれしんどいものですが,春夏秋冬,4土用の中でも,一番キツイ&注意が必要なのは「冬土用」です。
☆しんどさの順…【冬(「水」の気)土用】→土剋水>【春(「木」の気)土用】→木剋土>【夏(「火」の気)土用】→火生土>【秋(「金」の気)土用】→土生金になります。
これは,土用の間はもちろん「土」の気と,各シーズンの持つ五行との関係を見れば一目瞭然です。
③冬土用の間は,時期的にも年変わり前ということもあり,その年の運勢の影響が最も出やすい時期でもあります。
その為,「その年の運勢が「凶」である人ほど,冬土用はキツイ可能性が高い」ので,その点にはくれぐれもご注意下さい。
❸【「土用殺」と呼ばれる凶方位】…
春夏秋冬、それぞれの土用にあります!
★それぞれの土用によって決まっています(毎年固定)…
春土用→南東,夏土用→南西,【秋土用→北西】,冬土用→北東
土用の間は五黄土星の気を受けますから,土用殺を冒すと,五黄殺とほぼ同じ凶作用を受けることになります。
そのため,それぞれの土用期間に入ったら,例え吉方位であったとして,これらの方位への引越,及び,吉方位旅行はNGですので,注意しましょう♪
土用期間中は全方位パワーダウンする為,例えば吉方位へ旅行するにあたって,ほとんど吉効果が得られません。
吉方位旅行において,コストパフォーマンスを重視したいのであれば,土用前or土用明けに吉方位旅行へ行かれることをお奨めします。
逆に,凶方位へ行った場合,より凶作用を喰らいやすいので気をつけましょう♪
18日間の土用を丁寧に過ごす事が最高の開運法!②へ続く
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