大嘗祭を創った天武天皇は呪術と天文遁甲の天才!➀から続く
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【3】[北斗八星]と[呪術]について
道教的な哲理で、天帝[北極星]は北極星を輔弼(ほひつ・助ける)する[北斗星]を必要とします。
天武天皇は伊勢神宮で、[内宮]を[北極星]とし、[外宮]を[北斗星]とし、北斗星は北斗七星ではなく、「北斗八星」としたのです。
➊「北斗八星」とは?
⑴北斗八星とは、北斗七星に第6星:ミザールの脇にある、輔星(ほせい:アルコル)を加えた形をいいます。
⑵吉野裕子さんは
「輔星は…㊀和名でソヘボシといわれている。㊁陰陽道ではこの星を重視し、[金輪星]といって信仰の対象としている。㊂寿命星ともいわれ、正月星見の行事にこの星の見えない者は、その年の内に死ぬという言い伝えがある。㊃豊受大神は天降りした[八天女]の一人であるが、豊受大神の伝承を北斗七星に因(ちな)むものとすれば、天に帰れなかった豊受大神は輔星に比定される天女」と述べています。
外宮の御鏡は八稜形の「八花崎(やつばなさき)形」御鏡で、それは北斗八星=八天女=豊受大神=外宮を象徴しています。
❷天武天皇の「北斗八星」の呪術とは?
天皇は北斗八星に古代日本の聖数「八・や」と言霊(ことだま)No.1「八・や」の呪術を習合させました。
⑴「八・や」は…㈠古代日本の聖数であり、㈡最も口を大きく開ける「開a音」なので、最も言霊の霊威があると思われていました。
天皇は、八隅知之(やすみしし)わが大君。国は、[八州(やしま・日本)]。神は、八百万神(やおよろずのかみ)、八幡(やはた)の神。
三種の神器は、八咫鏡(やたのかがみ)・八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)・八重垣剣(やえがきのつるぎ/草薙剣・くさなぎのつるぎ)。
拍手(かしわで)の最高グレードは、八開手(やひらで)。等々…
大嘗祭で言えば、八重畳(やえだたみ)、等々。
・「八州(やしま・日本)」の呪術…日本の独立・繁栄の祈願!
・「八束穂(やつかほ)」の呪術…永遠に百姓(おおみたから)が飢えることの無いようにと祈願!
⑵中国最強の呪術:易経「八卦(はっか)」の呪術…日本の独立を祈願!
⑶道教の呪術
・帝車の呪術…北極星(天照大神・天皇)を乗せて、高天原に運ぶ役目
・大匙(おおさじ)の呪術…北極星(天照大神・天皇)に神饌(しんせん)を運ぶ役目
⑷まとめ
「8」=北斗八星=「八・や・(八州・日本)・八束穂」「八卦」=豊受大神=八天女=外宮=道教の帝車と大匙(おおさじ)
「9」=北極星=太極=天照大神=天皇大帝=天皇=内宮=「8」の中心にいる宇宙の中心
天皇は、夜空に輝く北極星と北斗八星に、大八州瑞穂(おおやしまみずほ)の国柄、大嘗祭の本義、伊勢神宮の本義、中国との関係等々を描いているのです。
【4】[北斗星]の動きについて
➊北斗星…夜空に永遠に輝く天の季節大時計…一日で一回転、斗柄は十二方位を指し、1年で1回転します。
⑴北斗星(おおぐま座)は水を汲む 「斗」 の形をしており、大地を潤す農耕の神のシンボルでもありました。
⑵『史記』 『星経』 には北斗は北辰を中心に一日で一回転し、一年で斗柄は十二方位を指し、止まることのない永久時計として、陰陽(太陽と月のこと)、そして夏・冬を分け、農耕の作業時期を示し、国家安寧を保証するとあります。
⑶季節による北斗星の尾の向きの変化
北斗星は、北極星を一日に一周しますので、見る時間を固定し、日付の変わる午前0時(子の刻)を基準にしますと、この向きは、季節によって変化します。
それは、北斗星は、北極星を中心に反時計回りに1日約1度ずつずれて動いていますので、地球は太陽の周りを自転しながら365日で1周します。
日付の変わる0時に固定して、季節による北斗星の尾の向きの変化を記録して行きますと、春分には真横(東[卯]の方角)、夏至には真上(南[午]の方角)、秋分には真横(西[酉]の方角)、冬至には真下(北[子]の方角)を指します。
❷大嘗祭=冬至(12月22日頃)の日の北斗星の動き
大嘗祭も、この北斗星の動きと連動し、天の大時計の北斗星に従って、大嘗祭の神事は進んでいきます。
夜空に輝く北極星と北斗星が大嘗祭を描いているのです。
○《卯日(うのひ御行事)》…11月14日(乙卯(きのとう))
①[18時(酉(とり)の刻)]頃…日没とともに出現する北斗星の位置が大嘗祭の神事の始まり…北斗星の尾の向きは真横(西[酉]の方角)=秋分の日の0時と同じ向き
⑴日没後の[酉刻(18時)]頃、北斗星は地平線上に地平線に枡の部分を見せて姿を現し、地上に最も近づきます。そこからスタートし、上に昇っていく姿です。
大嘗宮に燈(あかり)と庭燎(にわび)がつけられます。
⑵㈠《戌の刻(20時)》…[廻立殿(かいりゅう)の儀]…天皇は内裏を出て、廻立殿に渡御(とぎょ)し、殿内の御湯殿で沐浴(もくよく)されます。これを「小忌の御湯」といい、天皇は天羽衣(あまのはごろも)という湯帷子(ゆかたびら)を着用したまま湯に入り、帷を脱ぎ捨てて上がり、他の帷を羽織って肌を拭います。次に「お河薬」を供し、御間で明衣(きよぎぬ)といふ生絹(すずし)の斎服を身に着けられ、悠紀(ゆき)殿に渡御されます。
昭和以降はこれと前後して皇后も廻立殿に入り、祭服を身に着けられます。
㈡《[廻立殿の儀]と同時刻》、[膳屋]では、稲舂(いなつき)がなされ、八乙女(おやとめ)が歌を歌いながら、稲を舂(つ)きます。
(八乙女は、悠紀国・主基国の民ですが、「八州(やしま・日本)のそれぞれの代表が集まっている」という意味がありますので、八人の乙女で日本を構成しているのです。=呪術)
采女が臼と杵で粟を舂き、その間宮内庁式部職の楽師によって稲舂歌(短歌)が奉唱されます。
さらにこれと前後して、庭積の机代物が置かれ、悠紀殿/主基殿で掌典長が祝詞を奏上します。
舂(つ)き終わると、御飯を炊(た)きます。
御飯は、整えられた他の神饌(しんせん)とともに、膳屋(かしわや)の盛殿(もりどの)に準備されます。
⑶【悠紀殿供饌(きょうせん)の儀】…悠紀殿にて宵の悠紀大御饌の儀。
㈠㊀《戌の四刻(21時)》、天皇が廻立殿から悠紀(ゆき)殿へ渡御(とぎょ)します。この際、菅笠をさしかえられ、脂燭で足元が照らされます。そして、この時天皇は沓(くつ)を召されず、徒跣(とせん、裸足)のまま進まれます。
天皇が通る通路(「雨儀の廊下」)は板張りの上に布単(ふたん)を敷き、さらに葉薦(はごま)を重ねて敷いていますが、天皇が通る時のみ敷かれる【真薦(まこも)】の茣蓙がカーペット状に巻かれた状態で準備されており、天皇が通る直前で侍従2名がこれを広げ、三種の神器の内八尺瓊勾玉と天叢雲剣をそれぞれ奉持した侍従、天皇、天皇の祭服を持つ侍従が通り過ぎると、あとの侍従2名が直ちにそれを巻き上げます。この天皇が通る時のみ現れる道を「御筵道(ごえんどう)」と呼びます。
これは、非常に荘厳な風景で、天皇が北斗星という帝車(宇宙船)にお乗りになって、高天原の悠紀殿(ゆきでん)・主基殿(すきでん)に渡御する姿かもしれません?
㊁天皇は悠紀殿の外陣に着御し、剣璽はその上座の案上に奉安されます。これに付き従った皇太子以下男性皇族は小忌幄舎に入ります。
㈡《亥の一刻:21時》…天皇は悠紀殿で神々と友に共食されます。
悠紀殿において天皇御親(おんみづか)ら「宵の御饌(みけ)」といふ神饌(みけ)・神酒(みき)をお供えになられ、この御親祭では采女(うねめ)二人が介添えをすると云われています。神膳には箸が六膳用意され、その内の一膳は天皇の御料といふことです。
㈢《亥の二刻:21時半~22時の間》…この「宵の御饌(みけ)」は撤饌(てっせん)となります。※「撤饌」…「祭祀の終了を意味し、神前の御膳を下げること」。
㈣《子の一刻:23時~23時半の間》…天皇は再び廻立殿に還御(かんぎょ)されます。
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[悠紀殿の神事]は[23時半頃]終わり、[主基殿の神事]は[3時頃]始まります。この間、空白時間があります。
(但し、天皇は2時・廻立殿で湯浴(ゆあみ)し、主基(すき)殿の神事に備えます。また神饌(しんせん)の用意もしています。)
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➁0時(子の刻)、悠紀(ゆき)殿神事と主基(すき)殿神事は、[子(ね・北)である冬至の基準点]で分けられます。北斗星の尾の向きは北(子)の方角
カレンダーの基準である冬至の日の午前0時に、真北(子)で、悠紀殿神事と主基殿神事が分かれていることは、特別で意味深い意義を感じさせられます。
この時刻を境に[星の輝く時間の長さが最長だった日≒星祭]から[太陽の日照時間が増えていく日≒太陽祭]へ変わっていきます。
○《辰日(たつのひ)御行事》…11月15日(丙辰[ひのえたつ])
次いで、翌辰日の丑刻(2時)~寅4剋(5時)にかけて、主基(すき)殿において全く同じ祭礼が繰り返されます。天皇はその晩は内裏に戻らず、大極殿で翌朝まで待機します。
㈠【主基殿供饌(きょうせん)の儀】
㊀《丑(うし)の刻:2時》…悠紀殿渡御と同じように、廻立殿にて沐浴をされ、祭服を改められて主基殿へ渡御されます。
㊁《寅(とら)の刻:3時》…主基殿にて「曉の御饌(みけ)」を供進されます。それは悠紀殿の齋行(さいこう)と全く同じに行われます。
㊂《寅の四刻:4時》…「曉の御饌」の撤饌。廻立殿へ還御。ここで采女より「還り申し」のことがあり、天皇は祭服を替えて、本殿に還幸になられます。
➂⑴明け方近くの《卯の刻:5時頃》は北斗星の尾が東(卯)の方向を向いています。(枡は下の方向)=春分の日の0時と同じ向き
「卯」は、十二支の第四位で、方位は[正東]を示し、月では[二月]を意味し、時刻は[6時(5時~7時)]を意味します。
⑵大嘗祭を卯日(うのひ)、卯刻(うのこく)にこだわる意味
卯の刻の頃は、空も明るくなり始め、太陽が昇り始めています。
また卯の月の旧暦の二月となると、陽気が地中から出て、草木が芽吹き出し茂り出しますし、五行説では「木」を意味します。
なので、大嘗祭のみならず、上卯の相嘗祭(あいなめさい)、下卯の新嘗祭(にいなめさい)というふうに、ことさら「卯の日」にこだわったのでしょう。
このように、[大嘗祭の夜の神事]は北斗星の位置によって、進められていると言っても過言ではありません。
また、半日で秋分の日~冬至~春分の日と半年の時間も表現しているとも言えるのです。
さすが、天文遁甲と呪術の天才、天武天皇ですね♪
【5】まとめると、新天皇は…
・三種の神器を継承して、神祇信仰の最高神:天照大神と同体となり、
[大嘗祭]は北斗星の位置によって、進められ
・真菰の坂枕&八重畳で寝る「真床覆衾(まとこおふすま)神事」によって、天照大神⇒ニニギノミコト⇒歴代天皇の天皇霊を身に着け、日継(ひつぎ)になり、
真床覆衾神事の詳細は↓「新天皇に天皇霊をつける大嘗祭はマコモ祭り!」
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12546305183.html
・「北斗八星」や道教の呪術によって、道教の最高神・北極星を神格化した天皇大帝(太一神)と同体となり、
朝日の昇る卯の刻に新天皇として復活し、再び生まれるのです。
天皇家が1300年以上も続いているのは、天武天皇の呪術:大嘗祭のおかげなのかもしれません。
ただせっかくの素晴らしい神事なので、昔のように、天(太陽&北斗星)の動きには合わせて、冬至にしたい方がいいと思います。
ちなみに新天皇は15日3時半に神事を終えられ、4時半には赤坂御所に帰られたそうです。
新天皇、長時間、お疲れ様でした。
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