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Channel: 【図書館カフェHabi∞Road】無意識を使って、幸せになる道。
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1日1度爽やかな宇宙を進もう!5日(金)16時31分【立夏】

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【1】私は日本という国に生まれて本当に良かったと思っています。 
なぜなら、春には梅や桜などの花々が咲き、夏には透き通るような海で泳いだり、秋には燃えるような紅葉が山々を飾り、冬には一面銀世界になるような雪景色…四季のバランスがあり、四季折々に花や風景、食の楽しみがあり、その四季折々にみせる自然がとても素晴らしいからです。 
私達日本人は、それらの天からの素晴らしい頂きものに本当に感謝しなければいけないと思います。本当に有難いことです。 
日本の【神道】は「神の道」と書きますが、古代、日本には神社という形はなく、人々は身の回りにある自然(山、海、土、岩、木、花…)そのものを神として厚く敬ってきました。命あるものすべてを敬い、慈しむのが、本来の日本古来の神道であり、【祈りの心】です。 
日本には八百万(やおよろず)の神様がいらっしゃるというのは、水の神様、木の神様など、すべてに神様の名前があるからです。 
なので、山に登る時は、「登らせて頂きます」と神様にお供えをして、手を合わせ、漁に出る時も、海の神様にお供えをして、手を合わせていたそうです。古の日本人は自然を神として敬い、四季の巡りに順応し、常に自然と対話しながら暮らしていました。宇宙の流れや四季の流れに逆らわず、自然を慈しみ、自然と一体になって暮らす日本人の生活そのものが、「祈り」であり、古代の人々にとって「祈り」という行為は決して特別なものではなく、日常的な普通のことだったと思います。 
私達、現代人も、古の日本人(といっても、50年位前まではそういう生活が少しは残っていたと思いますが…)のように、日常生活を、今この瞬間を、宇宙の流れや四季の流れに乗り、常に自然と対話しながら、自然を慈しみ、自然と一体になって暮らす「祈り」の生活をしていきましょう! 
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【2】❶①2017年の【立夏(りっか)】は「5月5日(金)16時31分」です。天文学的に「太陽黄経が45度になった瞬間」で、春分と夏至のちょうど中間にあたります。 
立夏は天文学上、「太陽が黄径45度に達した時」と定められているので、地球には自転・公転によるズレがあることから必ずしも毎年決まった日ではありません。 


②「立夏」は「期間」も「日」のことも言いますし、 立夏は4月20日の穀雨から数えて15日後とされており、24節気の7番目にあたります。次の二十四節気は、5月21日の『小満(しょうまん)』です。 
1節気=約15日=15度です。小満まで、1日1度夏の気配を感じながら、爽やかな宇宙を歩んで行こう! 
『360度のマーチ』 幸せは 歩いてこない。 だから歩いて ゆくんだね。 一日一度 三日で三度 三度進んで 二度進む! 人生は ヒー・フー・ミーー! 
汗かき べそかき 歩こうよ! あなたのつけた 足あとにゃ きれいな花が 咲くでしょう! 腕を振って 足をあげて ヒー・フー ヒー・フー 休まないで歩け! 
https://www.youtube.com/watch?v=32RCXyOSr_Q 
③立夏は、「夏の気が立つ」という意味で、暦の上で「春に別れを告げ、夏の季節が始まる日」で、この日から少しずつ暑くなっていくという意味です。 
立夏は、夏がに始まるその少し前、「夏がやってくる」という気配を感じられる頃を指します。 
④立夏は、暦便覧には『夏の立つがゆへ也』と記されていて、「初めて夏の気配が現れてきて、それが感じられる季節」や「夏めいてくる頃」という意味があります。 
*暦便覧とは、江戸時代(1787(天明7)年)に「著者 太玄斎」によって記された暦の解説書のことで、国立国会図書館と東京大学で蔵書されています。 
確かに、5月に入ると、4月とは違った暖かい日が増えてくるように感じますし、湿気の多い鬱陶しい梅雨に入る前のちょっとそよ風が心地よい、新緑がまぶしい、爽やかで、清々しい晴天の日は、「もうすぐ(うだるような暑さの本格的な)夏がやって来るよ~!」という合図なのかもしれませんね♪ 
❷立夏の期間:5月5日~20日…立夏は次の季節「小満」までの期間も表しています。この期間はさらに3つの「候」に分けられていて、 
◇【立夏期間中の七十二候の中の三候は?】 
季節の変化を示す二十四節気をさらに細かく、一つの節気を初候・次候・末候(5日ずつ)の3つずつに分けていき、気象や動植物の変化を知らせていったものを「七十二候」といいます。これも元々古代中国で考案されたものですが、長い歴史の中で何度も変更され、日本では日本の風土に合ったように変えられこれらも農作業の目安として暦に書き込まれていきました。 
①初候:5/5~5/9頃:「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」…「立夏の日」の時の言葉で、田んぼなどで冬眠から目覚めた蛙達が蛙が初めて鳴きだす時節を意味しています。 
雄の蛙が、雌の蛙を求めて、鳴く様子を表わしているとも言われています。 
今よりもっと田んぼがたくさんあった頃、蛙の鳴き声は、季節の変わり目を知らせる合図だったのかもしれません。西日本では5月上旬頃から鳴き始めます。

 
②次候:5/10頃~5/15頃:「蚯蚓出(みみず〈きゅういん〉いづる)」…これも冬眠していたミミズが地上に這出る頃を表しています。 
ミミズは土とたくさんの微生物を食べて排泄し、また、地中5mの深さまで掘り進むことができると言われていて、目に見えない所で土が耕されていて、その排泄物は、腐葉土の素となり、土を肥やしてくれているので、田畑ではミミズはありがたい生物です。 
ミミズが地上に出てくるのは、土の中の温度が高くなったり、水浸しになった時で、ミミズが地中を掘り進むことで、土の排水性が高くなり、逆に、水はけの良すぎる土壌ではみみずの排泄物によって保湿性が高まります。つまり、土地を耕して、肥料を撒いてという作業を小さなミミズが全てこなしていて、いい土壌をつくってくれる万能選手なのです。


③末候:5/16頃~5/20:「竹笋生(たけのこ〈ちくかん〉しょうず)」…竹笋は筍と同じ意味で、タケノコが生えてくる時節を意味します。 
竹林の地面からタケノコがひょっこりと頭を出しはじめる時期を表しています。 
私達が、普段食べているタケノコは外来種の「孟宗竹」で、この時期が旬ではなく、七十二候での「竹笋」は古くから日本文化に根付いている「真竹」のことです。 
「竹取物語」でも、光っていたのは「真竹」で、茶道具の茶筅(ちゃせん)や尺八、提灯など「真竹」を用いたものがたくさんあります。 


※田んぼでカエルやミミズ、タケノコなどが出始め、生き生きとした夏始まりをイメージできますね♪ 
◇唱歌『夏は来ぬ』…佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲の「卯の花の 匂う垣根に・・・」で有名なこの唱歌は誰もが知っている歌ですね。 
「来ぬ」は今の言葉にすれば「来た」で、「夏が来た」という意味で、卯の花、ほととぎす、五月雨、玉苗・・と立夏の頃の日本の情景を歌っています。 
今はもう自分の周りにもない風景ですが、『夏は来ぬ』を聴くと、不思議と爽やかな初夏の風を感じ、古き良き日本の風景が目に浮かんできます。 
❸二十四節気で使われる「立夏の候」とは?…時候の挨拶 
手紙や、ビジネスメールを書く時に季節の挨拶を入れることがあり、気の利いた季節の言葉を入れられると風流な感じがして、一目置かれるようになります。 
それが、大事な手紙であれば、なおさら入れたくなるし、それで楽しくなるものです。 
よく使われる挨拶文として、「立夏の候」があり、「立夏の候、若葉が美しい季節となりました。貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」のように、使われることが多いですね。 
立夏は時候の挨拶や夏の季語としても使えます。
時候の挨拶…新緑の候、立夏の候、薫風の候 
でも、夏という文字が入るので、、時期を間違えないで使うことが重要です。 
立夏は5月5日~20日の時期なので、「立夏の候」という挨拶文は、5月5日~から2週間程度の時期に使える挨拶だと覚えておくと良いでしょう。 
日本には、二十四節気以外にも季節を感じることが出来る言葉がたくさんありますので、昔から大事にされてきた言葉を使い、季節を大事に出来る人でありたいですね♪ 
❹①立夏はよく初夏と混同されますが、初夏は6月を指す言葉で、新暦で5月5日~5月20日頃「立夏」の頃は、次第に夏が近づいてきて、新緑がまぶしく、さわやかな風が吹く五月晴れの季節です。 
②立夏は、田植えや種まきが始まる時期で、田んぼに水が引かれると、蛙の泣き声も聞こえるようになります。九州では麦が穂を出し、北海道では馬鈴薯や豆の種まきが始まります。 
さらに、歌にもある通り「夏も近づく八十八夜」の3~4日後が、立夏となります。

 
③この頃は、農作業にとっては大切な時期で、まだ作物を駄目にする最後の霜、遅霜が降りる可能性がある頃なので、その霜への注意喚起と備えのためにお茶のための日ではなく、「八十八夜」という雑節が別に決められ、暦にものせられています。(八十八夜は立春を初日として88番目の日の夜。2017年八十八夜は5月2日。) 
(※日本は、南北に長いので、お住まいの地域によって、思い描く情景が違うと思いますが…) 
※「5月が皐月(さつき)なのは、田植えの時期だったから??」 
田んぼに植えるために程よい大きさに育った稲の苗を「早苗」と言い、田植えの月は、早苗を植える月という意味で「早苗月(さなえつき)」と言われていました。 
さなえつき(早苗月)が省略されて短くなった呼び方が「さつき(皐月)」だと言われています。 
④立夏は丁度GW後半で、「端午の節句」=「子供の日」とも重なっています。 
また、この頃は、晴天の日が多く、天気が安定し、過ごしやすい日が続くので、梅雨が始まる前に夏の準備や衣替え・畳替えなどをするのもおすすめです。 
1年の中でも最もさわやかなで、美しい景色を愉しんだり、お出かけするには最適な時期です。ピクニックやハイキングや散歩に出かけて、生き物や自然を観察してみましょう♪新緑の季節で葉の色がどんどん濃くなるのを実感し、立夏を感じてみましょう♪ 
5月頃は日差しは更に強さを増し、真夏の80%程度の紫外線量となってくるので、紫外線対策も忘れないようにしっかりと行いましょう。 
GWということで様々なお祭りやイベントが行われています。 
⑤「春の土用」と立夏の関係…「土用」は立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前にあり、立夏の前の18日間を「春の土用」といい、18日間の土用の、最初の日が「土用の入り」最後の日が「節分」となります。 
⑥「立夏」は旧暦でも同じ日です!旧暦は太陰太陽暦で、日付は月の満ち欠けで決まり、二十四節気は太陽の高さによって決まりますので、旧暦の太陽暦部分なので、新暦でも旧暦でも立夏は同じ日になります。 
*2017年の立夏は、新暦では5月5日で旧暦では4月10日です。 
❺中国では…①この日は「斗が南東を指すと、これは立夏であり、万物はこれで全て成長し、ゆえに立夏と名づけられる」と。 
②『礼記・月令』篇は立夏について、「ケラとキリギリスが鳴くと、ミミズが姿を現わし、キュウリが生長し、ノゲシが穂を出す」と述べています。この時になると、トノサマガエルが夏の日の到来を告げて、声を立て始め、ミミズもせわしく農民たちが土をすき起こすことを助け、田舎のあぜ道の野草が毎日競い合って伸びることを物語っています。明け方になると人々が初夏の朝焼けを迎え、田畑、野原、海岸の砂州をそぞろ歩く時、人々はこの温和な日光の中で大自然の深い情を感じ取ることができます。 
③立夏は、早稲の大面積の田植えをおこなう重要な時期であり、そしてこの時に雨の降るのが遅いか早いか、そして降水量の多少は、その後の収穫と密接な関係があります。 
農作業には「立夏になると、雨が降らないならば、すき、まぐわが高々と掛けられ、立夏に雨がなければ、唐臼には米がない」ということわざがあります。 
④民間には夏季の蒸し暑さを恐れて体重をはかる習わしがあり、聞くところによると、この日は体重をはかってから、夏季は蒸し暑さを恐れず、やつれることにならず、さもなければ病気や災いが身につきまとうことになる。 
⑤江西省の一帯には、立夏になると、お茶を飲む習わしがあり、言い伝えによると、「立夏にお茶を飲まないならば、夏の苦しみに耐えられなくなる」ということです。 
⑥早くから古代の帝王達もしばしば夏季の始まる日に、城の外へ夏を迎えに行きました。その夏を迎える日は立夏の日です。 
➏「夏」という言葉が入っているように、24節気で一番最初の「夏」の節気になり、「立夏⇒小満⇒芒種⇒夏至⇒小暑⇒大暑」までが「夏の期間」となります。 
暦の上での夏は…立夏5/5~立秋8/7の前日までです。 
①二十四節気とは、1年を24等分にした旧暦上の季節の区分の目印です 。6つずつがひとつの季節で、「立春」が「春」の始まりで一年のスタート、その後6つずつ「春」「夏」「秋」「冬」と4つの季節があります。 
「二十四節気」は、古代中国で、それまで使われていた暦(月の満ち欠けをひと月とする「太陰暦」)と実際の季節感の違いを修正するために考案されたものです。 
これは太陽の位置を計算し、地球を中心として天球の上を動く太陽の軌道=黄道を、15度毎で24等分したものです。 
まず春分点を0度として、黄道を360度に分けたものが黄径で、90度ずつ割っていくと、、90度が夏至、180度が秋分、270度が冬至となります。(この何度というのを「太陽黄経」と呼びます) 
立夏は春分と夏至の間を二等分した点で「太陽黄経45度」となります。 
二十四節気は、日本では江戸時代に暦に取り入れられ、さらに日本の季節に合ったいくつかの区分(土用、入梅など・・・「雑節」といいます)も加えられ、明治まで使われました。今、一般に「旧暦」と言われているのはこの暦です。 
②立夏の日はなぜ年によって違うのか? 
地球の地軸が傾いているので、黄道は、地球の赤道を天球まで伸ばしてできる天の赤道に対して、約23度6分傾いています。 
なので、太陽が黄道を一周するのに必要な時間はぴったり365日ではなく、365.2422…日なので、その微妙な差を調整するためにうるう日が設けられています。ちなみに立夏は黄径45度となっており、そういう誤差があるため、太陽黄経が45度になるのもその年その年で微妙に異なってきます。これが、立夏の日が年によって変わる理由で、5月5日の年もあれば5月6日の年もあるのです。 
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【3】❶【立夏の行事は?】 
①立夏だからということでの行事は多くないですが、元々はこの時期にその年の豊作を祈り「御田植神事」「御田植(おたうえ)祭」と呼ばれるお祭りが日本各地にはたくさんありました。 
現在でも、早乙女による田植えや、舞の奉納、天候を占うなど地域や神社によって、様々な神事が行われています。 


ただ、旧暦と新暦(現在の暦・グレゴリオ暦)では、一か月ほどのズレがあり、旧暦の5月5日は新暦の5月末~6月初めに当たることから、現在「お田植え神事」「御田植祭」は、梅雨入り前の5月のこの時期と6月とに分かれて、あちこちに残っています。以下が、その一例です。 
今では、機械が行ってくれる田植えも昔は女性の仕事で、大変な作業でしたが、女性達は少しでも楽しく作業をしようと歌を歌いながら行う風習が生まれました。 
この風習と、田の神を祀り、豊作を願う神事・祭事・儀礼が結びつき、踊りや舞を奉納する御田植神事が始まったと言われています。 
⑴南宮大社 御田植祭(岐阜県一宮)(毎年5月4日)境内に作られた田で豊作を祈る神事が行われます。御田植祭と5月5日例祭における還幸舞(かんこのまい)は国の重要無形民俗文化財。 
⑵伊作田稲荷神社 御田植神事(和歌山県)(毎年5月5日) 
⑶住吉大社 御田植祭(大阪府:摂津一宮)(毎年6月14日)…中でも特に有名。

「御田植神事」は、1979年に重要無形民俗文化財に指定され、お祓いを受けた女性や子供達が田植えをしたり、踊りや舞を奉納し、豊作を願います。 
住吉大神が草を敷かずに苗代をつくる方法を教えたという伝説により、古くから「農耕の神」として篤い崇敬を受けてきました。古い時代の農耕は当時の産業を代表するものでしたから、住吉大神は「産業の神」と言ってもいいわけで、現在は農業関係者のみならず、商業・工業関係者からも深く信仰されております。境内には約二反の御田があり、毎年6月14日には「御田植神事」が盛大に行われておりますが、第四本宮ご祭神、神功皇后が長門国(現在の山口県)から植女 (うえめ) を呼び、御田を作り五穀豊穣を祈られたことが始まりといわれています。 
②立夏の行事は特別あるわけではありませんが、5月5日の子どもの日=端午の節句が重なります。 
子どもの日は「男の子の成長」や「健やかに育つように」「立身出世」を願って、祈りを込めて、鯉のぼりを上げる家庭も多いです。 
自宅で鎧兜を飾ったり、鯉のぼりを飾ったりとご家庭や地方によって様々な縁起物を用意したりします。 
全国的にもあちこちで【鯉のぼり祭り】が開催され、中でも発祥の地である【杖立温泉】(熊本県阿蘇郡小国町)では3500匹の鯉のぼりが上げられます。 
鯉のぼりの風習は江戸時代からあったようです。菖蒲湯に入り、柏餅を食べます。 


③この季節には、神田祭・葵祭・三社祭とお祭りが立て続けに行われているのも特徴です。 
5月15日の京都の葵祭は平安時代から続く行事です。 
④立夏の時期には「母の日」があります。毎年5月の第二日曜日が「母の日」なので、今年は5月14日となっています。 
日頃お世話になっている母親に感謝の気持ちを表すのに赤いカーネーションを贈りますが、今では花を添えてプレゼントを贈るのが定番になっています。 
❷【立夏の行事食は?】 
①日本では、暦ごとに、その時ならではの行事を行う場合が多く、冬至には「かぼちゃ」、春分や秋分の日には「おはぎ」や「ぼた餅」といったものがありますが、残念ながら、立夏にはそういった行事食はないようです。 
ただ、立夏は「端午の節句」と重なることが多いため、「子供の日」の行事食をあててもいいのではないでしょうか。? 
子供の日の行事食は、「柏餅」や「粽(ちまき)」です。 
この二つは似たような食べ物ですが、実はそれぞれ違う意味合いがあり、柏餅は「子孫繁栄」、粽は「邪気を払う」という意味合いになります。 
他に、ちらし寿司、赤飯、中華ちまきなどが比較的よく食べられているようです。 
子供の成長を願うとともに、皆様も是非一緒に食べて、5月をご堪能下さい。 
②食べ物ではありませんが、端午の節句には菖蒲の葉を湯に浮かべる【菖蒲(しょうぶ)湯】という風習もあり、リラックス効果は期待大です! 
5月5日は【菖蒲の節句】とも呼ばれ、古代中国で、5月5日に強い香りの【菖蒲】や薬効の高い【蓬(よもぎ)】を摘み、それを使って、邪気を祓(はら)っていた行事が日本に伝わり、やがて日本で田植えをする女性達が菖蒲や蓬で身を清めた神事と結びつきました。 
その【厄除け】に使われたという菖蒲と蓬ですが、どちらも今ごろが出盛りで、薬膳的にも魅力的な薬効を持っています。 
菖蒲は水辺に生えるサトイモ科の植物で、強い香りで頭をすっきりさせ、体を温めて、痛みを鎮め、健胃作用もあります。薬膳では、葉よりも根茎の薬効が強いとされます。 
蓬は山野や道端に生えるキク科の植物で、若葉をゆでて刻んだものは草餅やよも餅に使われるので、別名は「モチグサ」。 
葉の裏の白い毛を集めたものがお灸の材料の艾(もぐさ)。少し成長した茎葉を乾燥させたものは艾葉(がいよう)と呼ばれ、止血作用のほか、体を温め、冷えによる腹痛、肩こり、腰痛、生理痛などをやわらげる薬効があるとされ、“女性に嬉しい婦人薬"の異名を持ちます。 


5月5日が男の子の成長を祝う節句になるのは、その後、武家社会になってからで、菖蒲が尚武(しょうぶ)・勝負に通じることが由縁だそうです。 


❸【立夏の頃に旬を迎える食材とは?】 
この時期に特別な行事食はなくても、この時期に旬を迎える食べ物を使って料理をするのもいいですね。 
旬の食べ物を食べて、夏の始まりを感じることが、正しい過ごし方と言えるかもしれません。 
①【野菜】たけのこ・アスパラガス・明日葉・空豆・さやえんどう・グリーンピース・ぜんまい・胡瓜・玉ねぎ・新じゃがいも・長芋(山芋) 
この時期に出回っている野菜は、穀雨を過ぎて大地が潤っている状態から育っているので、瑞々しさを持っています。そのため、食べやすく大変美味しい旬のものとなるのです。 
②【果物】いちご・メロン・あまなつ・夏みかん・さくらんぼ 
③【海産物】しらす・わかめ・もずく・初かつお・あじ・あさり 
④【その他】はちみつ・お茶 
⑤こういった食材を見ると、何か料理のメニューの参考になると思います。 
「豆バターごはん」…アツアツの豆ごはんに、バターを少し入れてかき混ぜるだけで、すごくおいしくなります。! 
「ちらし寿司」…たけのこやグリーンピースなどを具に使って… 
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今日はここまでで、明日は、『立夏と夏の期間の養生の仕方』について書かせて頂きます。 
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