夏土用…7/20(木)~8/7(月)
7/20(木)は【夏土用入りの日(太陽黄径117度)】で,8/7(月)の[夏土用明けの日]迄の19日間が【夏土用の期間】です。
土用が終わると,8/8(火)3時23分に立秋を迎え,季節は秋に変わり,運勢も変わります。
【1】➊土用とは…
①「土用の丑の日」で有名な土用ですが,実は「四季が切り替わる期間」を意味する言葉で,春夏秋冬の各季節の終盤すべてに土用があり,季節と運氣を調整します。
②中国の古代思想の五行説の「土」行(物事の変化と調整を司る力)が旺盛になる期間のことで,四季の境目に「土」行が入ることで,季節が徐々に変化しながら調整されていきます。
「土」には物事を調整していく力があり,季節が変わることによる様々な変動を抑え,滑らかにするべく働くと考えられています。
つまり土用は,季節間の「クッション」の役割を果たしているのです。
※土とは陰陽五行説では,全ての事象の中心が土で,各方位の中心です。
③今回の土用は夏から秋へと切り替わる「夏土用」となります。
この場合…夏の「火」(,【勢いが頂点に達し,燃え盛る状態)から秋の「金」(熱や勢いが衰え,凝縮・固化しつつある状態)へと移行するための調整役として「土」が働くことになります。
(春は「木」,夏は「火」,秋は「金」,冬は「水」に対応)
➃体調を崩しやすい時期
私達の祖先は,木・山・岩・河・水・土・火など自然界に当たり前に存在するものの中に,目には見えないけれど,尊いものを見出してきました。(神様は自然の中にいるのです。)
そして,「自然には尊い何かが宿る」として,自然を「祈り」の対象としてきました。
自然(=神様)を正しく畏れ,尊び,敬い,吉凶を氣にしながら,生活をしていました。
季節を司るのは…本当は他の五行よりも力の強い土用で,
「土用は季節の変わり目で,風が一定でなく,渦を巻く時期なので,氣の流れも不安定になり,妙にソワソワし,動きたくなったりして,,精神的にも身体的にも不安定になり,体調を崩しやすい時期ので,注意しましょう♪」という昔からの生活の知恵です。
★土用の期間中は…
・感情が乱れがちになり,イライラしたり,カーッとなったりすることも多いです。
・体調も崩しやすく,気が弱まりますので,精神的な病やウツ状態にもなりやすいとされています。
➄籠る時期
また,この世のものが皆移り変わる時には,いろんなチャンスもあれば危険もあります。
運氣の観点でも,「土用」の時期というのは,【少し注意が必要な時期】にあたります。,
また,成功したり,運氣を向上させる(=宇宙の流れに乗る)為には,「時と所を得ることが重要」です。
土用というのは【時】のことで,【土の神様】が地上・地中に出てこられ,支配する,「負担が大きい季節の変わり目」で…「土用はどんより」と言われるように…
動くべき時ではなく,籠る時期で,
【大きな変化】(土を動かす,新規事業,新しい事をスタートすること,旅行等)をしてはいけない時期です。
それは,足腰を冷やしたり,過度な疲労で,体調を崩しやすくなるからです。
【大きな変化】を平気でするような人は運氣は下がります。
なので,成功や開運の(=宇宙の流れに乗る)為にも,期間中は…
【大きな変化】はやめ,次の季節に備え,あれこれ動かず,おとなしく過ごしましょう♪
家の中や心の中のこと等,足元の強化をし,動かない事で運氣を蓄えていきましょう♪
➋土用期間中の過ごし方
★そこら辺の変な【開運法】より,上記のように,日本古来の土用を丁寧に過ごす方が,ずっと開運します!
土用の禁忌は…「新しいことや重労働は謹んで,滋養のあるものを食べて,心身ともにゆっくり休みながら,生活しましょう♪」という先人の知恵なのです。
この期間を上手く活用すれば…とても快適な時間になりますし,次の季節でかなり成長させて頂ける,とてもお得な良い期間になります♪
土用を意識して,自然(=神)の流れに逆らわないような生き方をしていきましょう♪
①【土用にしてはいけないこと(禁忌)】
土用の禁忌は一度犯してしまうと,中毒になるそうなので,注意が必要です。
㊀科学的・現代的解釈では…「季節の変わり目で体調を崩しやすく注意」という事です。
昔は今ほど医療が発展しておらず,少しの体調の崩れがその後に大きく響いていましたので,季節の変わり目である土用に注意するようになったのかもしれません。
また、季節の変わり目というのは,人間だけでなく,植物も影響を受けますので,「土いじりをすると良くない」としたとも言われています。
土用を単なる「季節の変わり目だろ」と安易に,少し甘く考えてしまう人も多いと思いますが,「土用期間中に,どうして下記のことを避けなければならないのか?」と言うと,土用期間中は,破壊と腐食を意味する「五黄土星」の気を受ける時期なので,禁忌を犯すと,五黄土星特有の凶作用を喰らい,運氣が下がってしまうからです。
【五黄土星】の怖い所は,「自分が気付かないうちに,どんどん悪い方悪い方へと,物事が負の連鎖を起こしやすい」という所にあります。
なので,禁忌を犯さない方が賢明で,それは,自然の流れに逆らわないような生き方のヒントになります。
土用の期間は…
⑴土を犯してはいけない(土を掘り起こしてはいけない)。
土を司る土公神(どこうしん,どくしん・どくじん)という土の神様が地上・地中に出てこられ,支配する期間なので,土を掘り返したり,土いじりをしたりすると…土公神を怒らせてしまい,方位の障りや土地の障りをひきやすい」と云われていて,この「方位の障りや土地の障りは,家長や子供に襲いかかる」と云われています。
・木を植えたり,土いじり(ガーデニング含む)農作業,草刈をすると…腰を痛める。
・土を動かす作業(柱立て,基礎工事,壁塗り,井戸掘り等)をすると上手くいかない。
・土用は季節の変わり目ですから,農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
○土に触れる事は全般にNG
・海水浴で砂遊びもNG。
・造園・エクステリア工事・土木工事・土を動かすこと(柱立て,基礎工事,壁塗り,盛り土,穴掘り等)・土葬,地鎮祭,建設等もNG。
・家屋の増改築(リフォーム)をしない。
・柱や橋をかけない。
・井戸や穴を掘らない。ピアスの穴を開けるのもNGです。
・丑の日に大根の種をまいてはいけない。
・葬送はしない。延期しなければならない。
・旅行先に行って土を持ち帰ったりしない
・神社にお参りに行き,「清めのお砂」を頂いて帰ることなどは避ける。
・「1326年3月に,邦良親王という皇太子が亡くなられた時,土用期間中だったため,埋葬することができなかった」と,南北朝時代に書かれた「増鏡」という歴史物語に書かれています。
土用期間中の死体は埋葬できなくて,邪魔になるので,「盗人にとられたら勿怪の幸い」といわれていました。
そこから「意外なことが起こって邪魔者が片付く」という時の例えになったと言われています。
⑵大事な決断はしない!
引越しはしない,新居を買わない。
・引っ越しをすると,運気が下がる。
この期間にもし引っ越しを計画されているのであれば,土用が明けるまで待ちましょう♪
⑶旅行に行かない。
・レジャー・アウトドア・キャンプ・釣りもNG
(釣りはアウトドアですし,殺生は禁止とされるところからも禁止した方がいいでしょう。
また,夏の土用時は水温が高い為,土用隠れを起こし,釣れなくなります。)
⑷(新規)開店・開業,就職・転職,結婚・結納等,新しく物事をスタートさせることなどもNGです。…
・新しいことを始めても続かない。
とにかく、判断を間違えやすい時なので,人生の土台に触れるような大事な判断はしないことが重要で,物事を始めること,推し進めることは土用明けまで待ちましょう。
⑸買い物(食料品や消耗品は除く)…新しい電化製品を買うとか,服を買うとかはよしておいた方がいいでしょう。
・水着を買うとかも日をずらした方が良いといいます。
・季節の変わり目で,体調が悪化していると,判断力も衰えます。
すると,不要なものを購入したりとかしやすいという事で,NGとされます。
⑹普段だったら起こらないようなケンカやいつもよりも激しい言い争いも起こりやすいので,要注意です!
喧嘩をしたり,言い争いをしても,泥沼になって,まとまらなくなります。
⑺暴飲暴食してはいけない・特に生もの,冷たいものを食べると,体調を崩しやすい。
⑻異常者や変質者が出やすいので,注意しましょう♪
②【禁忌を犯した場合の回復方法】
⑴土公神へ謝罪する方法
㈠造作を行ってしまった場合…造作を行った場所の土に塩をまきながら,「土公神様,知らずに土用期間中に土を動かして申し訳ございませんでした。これから気をつけますのでお許し下さい」と小声で謝罪をします。
言葉の内容は,穴を掘ったのなら,「知らずに穴を掘って申し訳ございませんでした」という風に状況に応じて変化させて下さい。
塩の量は場所の広さ等にもよりますが,大さじ2杯程度でいいと思います。
塩は邪を祓うという意識ではなく,土公神への捧げ物という意識でします。
㈡引越しをした場合…敷地の四隅に塩をまきながら,
「土公神様,知らずに土用期間中に引越ししてきて申し訳ございませんでした。これから気をつけますので,お許し下さい」と小声で謝罪をします。
■考え方…犯してしまったことは仕方が無いことで,今後注意するしかありません。
ただ「謝罪できるのなら,謝罪したい。」という気持ちで取り組むことです。
何か特別な呪文やコマンドがあるという訳ではなく,「知らずにこうした,今後は注意するから許して欲しい」という事を伝えるだけです。
⑵ケンカをした場合…生きていたら,気持ちが時々乱れるのは当たり前です。
まずは,そんな自分を,「まあ,土用だから仕方ないね」と許してあげましょう♪
そして,笑顔を心がけ,怒りやネガティブな感情はさっと流し、なるべく楽しい気持ちで過ごせるよう,工夫してみましょう♪
気分を変えるには…塩風呂に入ったり、エクササイズ、外を歩くのもお奨めです。
③【土用の回避の仕方】
⑴一般的な回避方法としては…
㊀その作業を始める時期を土用前にすると良いとされます。
例えば基礎工事も土用が始まる前からスタートすれば,土用は回避したとされます。
作業が土用にかかっていても問題ないとされます。
㊁回避は意外と難しいので,年間スケジュールを考えましょう♪
これは少し計画性が必要になります。
例えばガーデニングが好きな人であれば,春に気分がいいからといって,作業をすると土用にかかる可能性が高まります。
・避けるためには,土用期間前後に庭の作業をする事です。
・観葉植物の植え替えの適期は5月~6月なので,ゴールデンウィーク明けにしましょう。
・植木やバラなどは1月2月が植え替えの適期ですから,これも冬土用にかからないようにすると良いでしょう。
・春の種まきも春土用を犯しがちなので,注意しましょう♪
・郊外にお住まいの方は,ちょうど土用の時期に草刈が気になる所ですが,土用明けにするようにしましょう♪
⑵ただ,土用期間中であっても,農作業の関係でどうしても土をいじらなければならないとか,草むしりをしなければならないという時は,「間日(まび)」にやるようにしましょう♪
(但し,土に直接触れないように,最低限,ゴム手袋は装着して下さい)。
土用(1年の1/5)の期間,上記の作業が出来ないことは社会生活上問題も多いことから,方便として,「間日」が設けられています。
間日の日は,すべての土用にあり,「この日は土公神が天界に行って,地上にはいなくなるので,土を動かしても問題ない」と言われ,障りが少ないとされています。
間日は季節によって決まった十二支に該当する日で,1つの土用に3~6日存在します。
⑶夏土用の間日:卯・辰・申の日…7/20(木)卯7/21(金)辰7/25(火)申8/1(火)卯8/2(水)辰8/6(日)申
○土用の期間中は…
・花殻つみ,病気の葉の剪定等,定期的に必要な手入れは【間日】に行いましょう♪
・アウトドアをするのなら,できるだけ間日を使いましょう♪
あくまで「間日」は応急処置的な意味合いが強いので,必要最低限のことしかやらないようにした方がいいのは言うまでもありません。
④お奨めの過ごし方
⑴次のシーズンの準備をしましょう♪
・「次の季節にどんな自分でいたいか?」をイメージし,今後の予定を立てていきましょう♪
・衣替えの準備,寝具や家具などを季節の品に変えましょう♪
・土台には触れず,季節に応じた部屋の模様替えをしましょう♪
・少しずつ前の季節の食材を減らし,
次の季節の食材を取り入れていきましょう♪
⑵掃除と整理・整頓をしましょう♪
・家の土台だけは触れずに,家の環境を変えたり,季節にあった模様替えをしたりしましょう♪
⑶各種定期点検をしましょう♪
㈠健康状態が運気を左右する時期でもあるので,健康管理もそうですが,体調の変化に敏感になることが非常に重要です。
「何か最近、調子がおかしいな…」と思ったら,無理をせず,早めに帰宅し,ゆっくり睡眠を摂りましょう♪
㈡通勤や通学等で車やバイク,自転車に乗っている人は,オイルやバッテリーの状態,タイヤの空気圧等のチェックしましょう♪
⑷ゆっくり休みましょう♪…特に良いことです。
いつも忙しい人はこの期間位は骨休めするようにしましょう♪
㈠サウナ,半身浴,温泉,薬草風呂,プチ断食,瞑想,ヒーリング等で心身を浄化し,リフレッシュさせましょう♪
・整体や鍼,マッサージ等で身体を整えましょう♪
※土用期間中は,季節の変わり目で,体調も崩しやすい時で,五黄土星の影響により,厄が溜まりやすい時期なので…
・心と身体の健康管理に気を付けるようにしましょう♪
・心身のデトックスをしましょう♪
㈡物事や心を見直す,静かな時間を持ちましょう♪
・自分の内面を深めていきましょう♪
・瞑想をしましょう♪
・カウンセリング的なことを受けて,心をすっきりさせましょう♪
㈢本来の自分自身の軸を定めましょう♪
・「自分の宿命は何でしょうか?」
・「自分は何のために生まれてきたのでしょうか?」
・「自分が本当に好きなことは何でしょうか?」
・「自分と他の人との違いは何でしょうか?」
上記のように,自分をしっかり見つめ直しましょう♪
そして,自然に素直に浮かんできたことが,自分の運命です。
また,自分の姿は過去にあるだけではなく,未来に全く別の自分を作ることも可能なのです。
※土用は方角でいえば,真ん中にあたりますので,土用の時期はドッシリとして,人の中央に立つことで,魅力の出やすい季節です。
⑸免疫力をつける時なので,少食を心がけましょう♪
土用中の断食もお奨めです。
プチ断食(24時間)
⑹消化の良いものを食べましょう♪…体調が良くなります。
・よく噛んで,食事を楽しみましょう♪…一番の食養生
⑺夏土用の開運食事法
【土用の丑の日:7/30(日)】に下記のものを食べましょう♪
㈠「う」のつくもの…鰻(うなぎ)・ウルメイワシ・ウニ・ウツボ・牛肉・梅干し・ウドン・瓜(ウリ)・ウズラ豆・ウイロウ・ウグイス餅・土用餅等を食べるましょう♪
※天然の鰻は晩秋~冬にかけて旬を迎えます。
夏の土用の丑の日に合わせて旬を迎えるのは養殖の鰻です。
㈡「黒い」もの…黒豆・黒ごま・ゴボウ・しじみ・あんこ・黒砂糖・醤油・ひじき・海藻・こんにゃく等…を食べましょう♪
➄【夏土用】期間中の注意事項
この期間は…
⑴熱中症,夏バテに注意しましょう♪
⑵【心臓】に注意しましょう♪。
・炎天下の激しい運動で一番負担がかかるのは、元々一番エネルギーを消費する心臓です。
・心臓の強くない人は,暑気あたりに充分注意を払う必要があります。
⑶夏風邪や冷房の冷えに注意しましょう♪
東洋医学・五行陰陽では「冷えは万病のもと」と考えます。
「体温が1度下がれば,免疫力が30%以上低下する」といわれています。
エアコンの普及や運動不足,体を冷やす酒や果物,甘い物や薬の多用で,女性の体の悩みの1位は「冷え」で,自覚がなくても冷えている人も多いです。
昔から「頭寒足熱」というように,下半身を温め,血の巡りを良くしておくことが大切です。
・【夏風邪が心臓にきやすい】のは意外に気づきにくいので,夏風邪が長引くという方は,循環器系を疑ってみましょう♪
⑷「土用三郎(どようさぶろう)」…夏土用に入って,3日目が晴れれば豊作,雨が降れば凶作といわれていて,この豊凶占いのこと。
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【2】➊「土用」とは…
①土旺用事(どおうようじ)の略で,土の気が最も盛んになることを指します。
②中国の五行思想に由来し暦では【雑節】です。
(雑節…季節の移り変りをつかむために設けられた特別な暦日のことで,節分,彼岸,八十八夜などもこれに当てはまります。)
③土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが,土用は各季節にあり,四季の中間の「季節の変わり目」の「土の気」のことです。
➃土用期間中は…【季節の変わり目】にあたり,次の季節へ移る前(季節の変わり目の)調整期間なので…
・【体調を崩しやすい時期】です。
・内臓の毒出し時期とされています。
季節の間中に働き続けた内臓は,次の季節に備えて,溜まった毒素を身体の外へと出そうとします。
体調を崩す原因の多くは,食べ過ぎと身体の冷えから起こりますから,土用期間中は生活を見直し,休ませてあげるチャンスの時期といえます。
➋陰陽五行説では…
【春・夏・秋・冬】をそれぞれ【木気・火気・金気・水気】としましたが,そのままでは季節が変わる際に性質の異なる気が接し,ギャップが生じる事になり,例えば,うららかな春からいきなり灼熱の夏になると,自然界のあらゆるものにショックを与えてしまいますので,現実のスムーズな移行には,それぞれの強い気を和らげるクッションのようにバッファ的に働き,現在から次の季節の気へと変容させる期間があり,ここで土気が活発に働いているとみたのが,【土用(土の働き)】です。
この期間は,1年を【五行】の【5等分】し,さらに土を四季に配分する為,4等分した長さとし,四立(立春,立夏,立秋,立冬)の前の18日(又は19日)間をあてはめ,その期間を「土用」「土旺用事」と言います。
☆①【五行の性質】では…
⑴【春:木気】は…草木が芽吹く,植物のような【発育伸長する勢いある傾向】
⑵【夏:火気】は…日差しが強くて暑い,【勢いが頂点に達し,燃え盛る性質】
⑶【秋:金気】は…空気が澄んでいる,【熱や勢いが衰え,凝縮・固化しつつある状態】
⑷【冬:水気】は…水のように暗く,冷たい,【凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態】
であり,これらは四季,太陽,植物等の周期変化の観察から象徴化されました。
⑸【土気】は…土壌におくと,種が発芽することの観察から,大きな変化を促し,保護する働きと場所の象徴です。
②四季それぞれの【神様】は…
⑴【春は青龍神で東】を⑵【夏は朱雀神で南】を⑶【秋は白虎神で西】を⑷【冬は玄武神で北】を,それぞれ司っているといわれ,⑸【土用の神様は土公神】です。
③四季それぞれの【色】も決まっていて…
【春・夏・秋・冬は…それぞれ青・赤・白・黒色】で,【土用は黄色】とされています。
相撲の黄色い土俵の上に、青赤白黒の房が下がっていますが,あれは四季と方角を司る神様の色です。
画像はこちらからお借り致しました。
※【陰陽五行説】は中国の春秋戦国時代の思想で,日本には暦法と共に5~6世紀頃伝わりましたが,自然界のあらゆるものを陰と陽に分け,それをさらに五行の要素(木・火・土・金・水)で分け,それらが巡っていくことで,すべてのものが生まれ成長し,自然界は成り立っているという考え方です。
☆方位の境目でも【五黄殺】だという見方があります。
④土(性)とは…
⑴いろんな性質が混じり合うと,「土性」になります。
土はいろんなものが混じっているし,有機物も無機物も,最終的には土に還ります。
「灰は灰に、塵は塵に」ではないですど,ある意味で,【土に還る】というのは【最終的な解決】でもあり,【滅亡(破壊)と再生】を土性が表わしています。
⑵「土性」というのは他の五行よりも働きが激烈で,破壊力があり,すべてのものが土
性の影響を受けます。
【五黄殺】といわれ,意味を強めたり,弱めたり(=殺))して,【生殺与奪の鍵】を握る性質をもっています。
⑶「母なる大地」「全ての中心」であり,「earth」を意味するものです。
この期間は,ドッシリとした安定や調和,中庸のバランスのとれた状態であることを意識して,”ほどほど”に,穏やかに過ごすことが大切です。
❸2023年の土用の期間は?
①季節の変わり目である「土用(=土旺用事)」には,春夏秋冬それぞれ各1回ずつ,年4回あり,立春(2月4日頃),立夏(5月6日頃),立秋(8月7日頃),立冬(11月7日頃)の直前,約18日間のことです。
2023年は…
冬土用:1月17日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月17日~5月5日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月7日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月21日~11月7日 (太陽黄径207度)
画像はこちらからお借り致しました。
⑴最初の日を「土用入り」、最後の日を「土用明け」といいます。
最後の日は節分です。節気の期間としては四立の1つ前の,穀雨・大暑・霜降・大寒に含まれます。
※上記の太陽黄径は入りの日のものです。
※入りの日によって18日間でない場合もありますので,約18日間と解釈して下さい。
各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼びます。
⑵それぞれの季節において、春夏秋冬の順番に、頭に「イ(戌:イヌ)・ウ(丑:ウシ)・タ(辰:タツ)・ヒ(未:ヒツジ)」がつく食べ物と,【四色の食べ物】です。
四色の食べ物については…先に説明した季節の色と反対の色の食べ物を食べるのがいいとされています。
これは,五行の教えで,例えば,「夏の暑さには冬の寒さを取り込むことで,夏の負担を和らげて,身体を健康にしていこう」という意味があります。
従って,春には秋の色「白」の食べ物,夏には冬の色「黒」の食べ物,秋には春の色「青」の食べ物,冬には夏の色「赤」の食べ物を食べるのです。
⑶土用丑の日とは…
㈠約18日間の『土用』の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)が『丑の日』の日が、 『土用丑の日』です。
土用丑の日は,18日÷12支で1.57回です。
1年で2回『土用丑の日』がある年は,大体2年に1回位という訳です。
(十二支は、年・月・日・方角を数えるのにも使われます。
12日周期で丑の日が回ってきます。)
㈡丑の日とはどんな意味でしょう?
元々丑の日というのは,【災難を受けやすい日】という意味です。
丑の方角の守護神:玄武という黒い神様なので,黒いものを食べようと,鰻やドジョウ,ナスなどを食べたことが始まりでした。
また,丑の日に【「う」のつく食べ物…梅干し,うどん,ウリ,鰻】を食べて夏バテ防止をする風習もありました。
ちなみに,「梅干しと鰻は食べ合わせが悪い」と言われますが,これは単なる迷信のようで,実際は一緒に食べても問題ありません。
②それぞれの土用で気をつけるべきこと
⑴土用の間は「季節の変わり目」ということもあり,健康管理に気をつけたい時期でもあります。
⑵いつの土用もそれぞれしんどいものですが,春夏秋冬,4土用の中でも,一番キツイ&注意が必要なのは「冬土用」です。
☆しんどさの順…【冬(「水」の気)土用】→土剋水>【春(「木」の気)土用】→木剋土>【夏(「火」の気)土用】→火生土>【秋(「金」の気)土用】→土生金になります。これは,土用の間はもちろん「土」の気と,各シーズンの持つ五行との関係を見れば一目瞭然です。
⑶冬土用の間は,時期的にも年変わり前ということもあり,その年の運勢の影響が最も出やすい時期でもあります。
その為,「その年の運勢が「凶」である人ほど,冬土用はキツイ可能
性が高い」ので,その点にはくれぐれもご注意下さい。
③「土用殺」と呼ばれる凶方位…春夏秋冬、それぞれの土用にあります!
★それぞれの土用によって決まっています(毎年固定)…
春土用→南東,夏土用→南西,秋土用→北西,【冬土用→北東】
ですので,注意しましょう♪
土用の期間中は…五黄土星の気を受けますので…
・全方位パワーダウンする為,例えば吉方位へ旅行するにあたって,ほとんど吉効果が得られません。
・土用殺を冒すと…五黄殺とほぼ同じ凶作用を受けることになります。
そのため,例え吉方位であったとして,これらの方位への引越,及び,吉方位旅行はNG
凶方位へ行った場合,より凶作用を喰らいやすいので気をつけましょう♪
吉方位旅行で,コストパフォーマンスを重視したいのであれば,土用前or土用明けに吉方位旅行へ行かれることをお奨めします。
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☆To Habi∞Road(いろんな幸せなミロクへの道)
○369 5(Go)(嬉し楽しのミロクの世界へ行こう)!
※みろくの世=極楽浄土=彼岸=天の御国
毎日毎日,本当に幸せで、ありがたい
今起きていることは,自分に必要なこと
感謝すべきことしか,起きていない。
気付いて感謝、学んで感謝,成長して感謝 の繰り返しで,
だんだん満たされているって,すべて愛だって…。
幸せだって 感じる
ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)
☆ミロクの世界に行くには幼子の心にかえること
○自分自身を愛することを学ぼう♪それこそが最高の愛!
【図書館カフェ ハビロード】の店主【平井克也】の著書
『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が2017年12月13日(水)、【徳間書店↓】から出版されました。
成功本、スピ本、宗教本等に書かれてある【宇宙の叡智とその実践の具体例】をたくさんわかりやすく書かせて頂いています。
必見ですよ♪
最後には、地球に生まれた人すべての人にとっての【真の成功】についても書かせて頂いています。
これも特に必見ですよ♪
この本は、面白くて、ためになるビジネスとスピリチュアルの深い内容のお話です。