○大暑の七十二候は…「⑴桐の実が生り始め,⑵土が湿って蒸暑くなり,⑶時として大雨が降る時期」という意味です。
現在の72候
①初候…【第34候】…7月22日~26日頃…『桐始結花(桐 初めて 花をむすぶ)』…桐の実が生り始める頃(日本)
②次候…【第35候】…7月27日~31日頃…『土潤溽暑(土 潤いて 暑し(じょくしょす)』… 土が湿って蒸暑くなる頃(日本・中国)
③末候…【第36候】…8月1日~5日頃…『大雨時行(たいう 時に ゆく(時々 行なう)』…時として大雨が降る頃(日本・中国)
※太陽&地球の動きの季節から感じる現象面の動きと水面下の宇宙の動きは因縁因果で繋がっています。
なので,24節氣と72候を取り入れ,それを意識した暮らしをすると,細かい季節の移ろいを感じることができ,身体のリズムが季節と調和してきます。
自然に沿った季節感覚を取り戻すことができますし,昔の日本人の感覚をよく理解することができ,日本の豊かな精神性と同調し,霊性を高めてくれます。
【1】二十四節気の「大暑」…12番目(夏季で6番目)の節気。六月中(通常旧暦6月内)。
➊24節気の大暑(が始まる最初の日)は…7月23日(土)
①現在広まっている[定気法]では…太陽が,天文学的には「太陽黄経が120度になった瞬間」で,暦ではその瞬間が属する日で,この日を「大暑」と呼びます。
暦ではそれが起こる日ですが,天文学ではその瞬間とします。
今年は7月23日(土)5時7分で,黄道十二宮では獅子宮(座)の原点に相当し,西洋占星術では大暑を獅子宮(座)の始まりとします。
②平気法では冬至から7/12年(約213.06日)後で7月23日頃。
③【期間】としての意味もあり、この日から次の節気の立秋の前日(8月6日)迄】です。 …7/23~8/6
➋季節…快晴が続き、気温が上がり続ける頃。
①『暦便覧』には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されています。
②【夏土用】が大暑の数日前の7/19(月)から始まり,大暑の間中続きます。
【土用の丑の日(7/23&8/4)】には鰻を食べる習慣があります。
③小暑と大暑の一か月間が「暑中」で,【暑中見舞い】はこの期間内に送り,立秋以降は【残暑見舞い】になります。
大寒と互いに半年後・半年前で,小寒と小暑も同じ関係です。
❸【大暑の七十二候】…
二十四節気をさらに5日毎の3つ(初候・次候・末候)に分けて,それぞれに(気象や動植物を表す)季節の変化を知らせるより解り易い言葉(候)を当て,一年を72の候に分けたものを七十二候と呼びます。
これも元々古代中国で考案されたものですが,長い歴史の中で何度も変更され,日本では日本の風土に合ったように変えられ,これらも農作業の目安として暦に書き込まれていきました。
大暑の間には下記のように移り変わります。
○大暑の七十二候は…「⑴桐の実が生り始め,⑵土が湿って蒸暑くなり,⑶時として大雨が降る時期」という意味です。
①初候…【第三十四候】…7月22日~26日頃…『桐始結花(桐 初めて 花をむすぶ)』…桐の実が生り始める(日本)
②次候…【第三十五候】…7月27日~31日頃…『土潤溽暑(土 潤いて 暑し(じょくしょす)』… 土が湿って蒸暑くなる(日本・中国)
③末候…【第三十六候】…8月1日~5日頃…『大雨時行(たいう 時に ゆく(時々 行なう)』…時として大雨が降る(日本・中国)
➍[風習]
①[浴衣]…平安時代,貴族が蒸し風呂に入る際,水蒸気でやけどをしないよう纏っていた「湯帷子(ゆかたびら)」が浴衣の始まりと云われています。
帷子とは麻の着物のことをいい,現代では,麻着尺の方が高価ですが,当時は綿の方が高級品でした。
江戸時代後期には綿の生産量も高まり,湯帷子も綿に変わりました。
また,銭湯の普及もあり,庶民にも綿の浴衣を着る機会が増え,浴衣は湯上がりに着る室内着でした。
現在では「花火大会には浴衣で!」とイベント着のように若い方からも支持されています。
目にも涼しげな白地や藍地に波千鳥や秋の草花が染められた古典柄,洋服感覚の鮮やかな色柄の浴衣など,雰囲気は変わっても,着物や浴衣の着姿は美しく,つい目で追ってしまうものです。
藍の浴衣の藍の香りは蚊等の虫が嫌います。
暑い夏を快適に過ごすための日本人の知恵なのでしょう。
②[打ち水]…道路や庭に水をまいて,土埃を防いだり,その気化熱によって地面の熱が大気中に逃げることを利用して,涼を得たりすること(=納涼術)で,昔からの伝わる生活の知恵です。
この打ち水をすると,まわりの温度が1~2℃ほど下がるといった効果があります。
⑴元々は神様が通る道を清めるためのものでしたが,江戸時代には,主に涼を得ることが目的となりました。
⑵打ち水イベント…大暑の日に合わせて、各地で行われ、もう恒例行事となっています。
動物園の白熊達への氷のプレゼントや打ち水などのイベントは,この大暑の日に合わせていることが多いようです。
③[暑中見舞い](小暑〈7/7頃)~立秋の前日まで)
[歴史]…形は違えどもその歴史は古く,江戸時代以前にまで遡ります。
かつて人々は,一年を二期と考えていて,その始まりが,今で言うところの正月と盂蘭盆会(うらぼんえ)だったのです。
そして,その期の始まりに,贈答品を持ち,挨拶まわりを行い,相手を気遣い,また,その期の感謝をするのです。
これはとても重要な事とされ,江戸時代では,武家仲間から親戚関係,更に近所の家を元旦から1月末まで,毎日まわり続けた人もいた程だったそうです。
遠方の方への気遣いと感謝は飛脚便を使っていたのだそうです。
そして今のように手紙でご挨拶するようになってのは,明治39年に郵便制度が確立されてからのようで,まずは年賀状が普及して,その後大正時代に、暑中見舞いも普及したそうです。
④[夏土用]
夏によく耳にする「土用」ですが,四季それぞれの季節に設定され,
立春,立夏,立秋,立冬の前の約18日間をいいます。
これから迎える立秋の前を「夏の土用」といい,最近では「土用の丑の日」で「夏の土用」が一番知られています。
⑴夏の土用の時期は一年で最も暑くなる大暑の期間中です。
⑵古来より,この頃海で発生する大きな波を土用波と言っていましたが,台風の影響で発生する波のことです。
⑶土用東風(どようこち)…夏の季語でもあり,晩夏にさしかかる土用の頃に東から吹く風のことをいいます。
土用の期間に吹く風の名称です。
⑷土用干し…夏の土用の頃は陽射しが強く、土用干しといって衣類などの虫干しをします。
⑸「土用の食い養生」といった風習があり,「土用餅」「土用蜆(しじみ)」「土用卵」を食べて,精をつけ,厄よけをすると,夏バテ防止にもなります。
㊀[土用餅]…土用の入りには、暑気払いとして,あんころ餅の「土用餅」を食べる地域もあります。
力の出る餅と邪気を祓う小豆をいただけば、夏バテ知らずで過ごせそうです。
㊁[土用蜆]…日本で食用となっている蜆のほとんどがヤマトシジミで、「土用蜆」といわれ、夏が旬になります。
蜆はアミノ酸や各種ミネラルが豊富で、夏バテに効くとして江戸庶民から愛されました。
㊂[土用卵]…土用の時に産み落とされた卵は,特に精がつくとして,「土用卵」の名前で珍重されました。
「卵」は,必須アミノ酸をバランスよく含み,良質な蛋白質が豊富な完全栄養食品で,江戸時代の頃から元々滋養強壮の健康食品として取り扱われてきました。
⑸土用の丑の日…2022年…7/23(土)&8/4(木)
暑さが厳しい土用の間の丑の日を土用の丑の日として重視してきました。
㈠この日にお灸をすえたり,薬草風呂に入ったりすると,病気の回復や夏バテに効くとされたからです。
㊀江戸時代から「丑湯」といって,土用の丑の日に入浴すると,夏バテの予防や疲労回復に効果があるという風習があります。
・「丑湯まつり」を開催する温泉地もあるようです。
・過度な冷房などが原因で夏バテ気味の時は、ぬるめのお湯に長めに入ってリラックスしましょう♪
好みの香りの入浴剤などを使うのもお奨めです。
㊁土用灸(お灸をすえる)という風習もありました。
㈡夏土用の丑の日の行事食…土用の丑の日に「ウ」のつくものを食べると,身体に良く,病気にならないという言い伝えもあります。
㊀ウナギはその代表格で「土用の丑の日にはウナギを食べる」
土用の丑の日は一年で最も暑くなる大暑の期間中に訪れる時期
なので,その時期を元気に乗り越えるために,ウナギを食べると良いと言われています。
土用の丑の日にウナギを食べる習慣は江戸時代に平賀源内が
鰻屋のために発案したことが始まりと云われています。
ウナギは,蛋白質,ビタミンA,鉄分,カルシウム,ミネラル,
良質な脂質のDHA,EPA等の夏バテ防止に効果のある栄養素
をバランスよく含んでいて,蒸し暑い中でも食欲をそそり,夏バテ防止のスタミナ食に最適です。
ウナギは,実は一千年も前から食べられていたそうで,万葉集にはこのような和歌も残されています。
「石麻呂に われ物申す 夏やせに 良しという物ぞ むなぎ(武奈伎)取り召せ」 大伴家持
「石麻呂さん,あなたのように夏やせした人には良いそうですから,ウナギをとって食べて下さい」と,夏バテに苦しむ人に,ウナギを食べてはどうかと進言しています。
高蛋白でビタミン豊富なウナギは、当時から夏バテの予防として食べられていたのです。
「むなぎ」は,うなぎの古名で,語源は諸説ありますが,細長いので「ム (身) ナギ (長)」、胸が黄色いので「胸黄 (ムナギ)」となったと言われています。
また,一般的には「土用の丑の日」といえば, ”夏”=”ウナギ” を連想されることが多いかと思いますが,天然ウナギの旬は,晩秋~初冬にかけてです。
㊁ウナギの他に「ウ」のつくものは…
・疲労回復や食欲増進の効果がある[梅干し]、
・夏でもツルッと食べられ,消化の良い[うどん]、
・夏に旬を迎える水分の多い「ウリ科の野菜」(瓜:キュウリ,スイカ,カボチャ,苦瓜)」,
・馬肉(うま),牛肉(うし)など様々です。
↓土用についての詳細は
◎夏土用7/19~8/6 大きな変化はやめ,動かないで,運気を蓄えましょう♪
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12609339118.html
⑤7月23日(大暑の日)は「天ぷらの日」!
大暑の日は最も暑くなることから,ウナギと同様,夏バテ防止の為に
「大暑の日に,栄養満点で精(スタミナ)のつく天ぷらを食べて,厳しい夏を乗り切ろう♪」という意味があるようです。
今は毎月23日が「天ぷらの日」とされるようですが、その起源は大暑の日の7月23日にあるそうです。
大暑の日になると,飲食店やスーパー等では,天ぷらが一押しメニューとしてPRされ,スーパー等では天ぷらがたくさん売られています。
「天ぷら」は江戸発祥の料理で,一般に知られるようになったのは,江戸時代後期からで,屋台の食べ物として江戸庶民の人気を集めました。
ウナギと同じように,盛夏食欲が衰える時に,栄養価の高い食べ物として喫食する風習がこの頃から根付きました。
天ぷらを食べる意味ですが,食材を調理する方法は焼いたり,煮たりと様々ですが,天ぷらにして揚げると,衣をつけて揚げることで,食材の栄養を閉じ込めたまま調理ができるので,栄養素を逃がさないそうです。
天ぷらと聞くと,油物なので,逆に食欲減退に繋がってしまいそうな
気がしますが,栄養を身体に取り込むことができるので、疲労回復に効果があるのです。
⑥[鱧料理]…「祇園祭」の時期食され、京の夏の風物詩で、特に祇園祭には欠かせないご馳走です。
鱧はこの時期旬で、脂がのり身は淡泊でしっとりしています。
骨切りしたやわらかい刺身、梅味噌の湯引き、鱧しゃぶ、鱧皮とキュウリの酢の物など京都人の舌を楽しませてくれます。
このように,暑い夏を乗り切る為に,いろんな工夫があったんですね♪
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★もとにかえる[図書館カフェHABI∞ROAD]
2021年9月に東京の新宿から山梨県大月市に移転し,現在は[事前予約制]で,個人セッションをメインに,イベント,ワークショップ,お話会等を行っています。
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★To HABI∞ROAD(いろんな幸せな彼岸への道)
3695(Go:嬉し楽しのみろくの世界へ行こう)♪
※みろくの世=極楽浄土=彼岸=天の御国
毎日毎日、本当に幸せで、ありがたい
今起きていることは、自分に必要なこと
感謝すべきことしか、起きていない。
気付いて感謝、学んで感謝、成長して感謝 の繰り返しで、
だんだん 満たされているって、すべて愛だって…。
幸せだって 感じる
ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)
【図書館カフェ ハビロード】の店主【平井克也】の著書
『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が
2017年12月13日(ひふみの日)に,
【徳間書店】から出版されました。
店主の平井は1961年12月30日生まれですが,生年月日の数字を入れ替えると,01112369(いいひふみロッカー)になります。
なので,平井はひふみ祝詞の申し子なのです。
一二三(ひふみ)とは…[限りなき神の弥栄]であるぞ、
一(ひ)は始めなき始[ミクロ(極小)]であるぞ、
ケは終りなき終り[マイクロ(極大)]であるぞ、
[神の能(はたらき)]が一二三であるぞ、
始なく終なく弥栄の中今(なかいま)ぞ。
一二三は[神の息吹]であるぞ,一二三唱えよ,
神人共に一二三唱へて岩戸開けるのざぞ
始め一二三あり,一二三は神ぞ,一二三は道ぞ,
一二三は祓ひ清めぞ, 祓ひ清めとは弥栄ぞ,神の息ぞ
本当のひふみ祝詞を宣りましょう♪
悪や学にだまされて肝心の祝詞まで骨抜きにしてゐるでないか,
これでは世界はきよまらんぞ。
祝詞はよむものではないぞ、神前で読めばそれでよいと思うてゐるが,それ丈では何にもならんぞ。
「ひふみ祝詞」についての詳しい説明は
下記ブログを是非ご覧下さい!
↓【1】(ひふみ祝詞➀)最強の浄化祝詞:ひふみ祝詞をマスターし,1日3回唱えよう♪
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12293466163.html
↓【2】(ひふみ祝詞➁) ひふみ祝詞の唱え方
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12534751377.html
成功本、スピ本、宗教本等に書かれてある【宇宙の叡智とその
実践の具体例】をたくさんわかりやすく書かせて頂いています。
必見ですよ♪
最後には、地球に生まれた人すべての人にとっての【真の成功】についても書かせて頂いています。これも特に必見ですよ♪
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必ず、皆様にとって、ためになる本です!!(ふ)
是非読んで下さい!!!(み)