[5]小暑の旬の食材など
如何ともしがたい暑さに対して、涼味を感じさせる工夫を日本の暮らしに見ることができます。
着るものは羅(うすもの),
簾(すだれ)やよしず,風鈴,蚊帳,花茣座(はなござ),打ち水,夕涼みなど。
「夏料理」はこの時期の季語で,見た目にも涼しげな竹やガラス等の器を使い,氷を敷いたり,花氷をあしらいます。
味わいはあっさりとしたものが多くなります。
土用丑の日の鰻も忘れてはいけません。夏バテしない工夫です。
❶①小暑の頃に旬を迎える食材
小暑の日の行事食は特にありませんが,小暑の時期に旬を迎えるものを食べるといいです。
(夏野菜が美味しい時期です。)
梅雨明けの頃でもありますので,栄養をたっぷりとって夏の暑さが
本格的になる前に夏の準備をし、夏を元気に過ごしましょう。
⑴[野菜]…明日葉・ゴーヤ・胡瓜(きゅうり)・ナス・トウモロコシ・ピーマン・トマト・枝豆・いんげん・ししとう(獅子唐辛子(ししとうがらし))・オクラ・みょうが・らっきょう 等夏野菜全般
・「オクラ」…切り口がお星様のようで,七夕の季節にぴったりです。
エジプトが原産で,幕末に日本に入り,明治時代に栽培が始まったといわれています。
新鮮なオクラは生のままでもおいしくいただけます。
意外なのがその花の美しさです。
早朝に咲き,夕方にはしぼんでしまう儚い花びらは食用にもなります。
・「みょうが」…日本を始め,台湾や韓国等で食べられているようですが,食用栽培をしているのは日本だけらしいです。
乾燥を嫌うので,保存する際は霧を吹いたり,湿らせたキッチンペーパー等で包んでから冷蔵庫に入れましょう。
⑵[果物]…スイカ・あんず・梅
⑶[魚貝類]…鮎(あゆ)・鰻(うなぎ)・鰯(いわし)・鱧(はも)・かます・すずき・キス・アオリイカ・ウニ・シジミ 等…
②[そうめん]…冷たくて,この時期に食べたくなる人気の食材。
千年も前から七夕の行事食で,また、7月7日は「そうめんの日」です。
⑴由来…古代中国には,帝の子が7月7日に亡くなり,霊鬼神となって熱病を流行らせました。
その病よけとして,その子の好きだった索餅(さくべい)をお供えし,食べるようになり,「七夕の日に索餅を食べると、1年間無病息災で過ごせる」という言い伝えがありました。
そうめんの原形は,奈良時代に中国から伝わった「索餅」(米粉と小麦粉を混ぜ合わせたものを細かく伸ばし,索:縄状にした食べ物:「むぎなわ」)で,麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに,宮中行事(平安時代の宮中行事では,七夕に索餅を供えていたそうです)に取り入れられ,一般にも広がっていきました。
その後,日本国内で,さくべい→「さくめん」→「そうめん」に変化したという説があり,そこから七夕にはそうめんを食べる風習が生まれたそうです。
そうめんは奈良県桜井市が日本での発祥の地とされています。
室町時代から「索麺(さうめん)」の名で文献に登場し,文献には「梶の葉に盛った索麺は七夕の風流」とあり,七夕の料理として使われていた様子がうかがえます。
江戸時代には,七夕にそうめんを供える風習が広まっていき,細く長いそうめんを糸に見立てて,裁縫の上達を祈願したものと伝えられています。
また,古来において,「七夕は機織や裁縫の上達を祈るお祭り」として行われていましたので,糸を織る織姫と結びついて,細くて白いそうめんを糸に見立ててお供えしていたようです。
節供に旬のものを食べ,邪気を祓ったり,無病息災を願ったりする風習がたくさんありますが,夏においしいそうめんもその一つで,暑さで食欲が減退するこの時期にピッタリです。
仙台等でも七夕の日にそうめんを食べる習慣があります。
ただ,そうめんを食べるのは必ずしも全国的な風習ではないようです。
⑵色つきそうめんの秘密
色がついているそうめんは,五色の短冊と同じように,陰陽五行説の五色に由来する厄除けの意味が込められています。
本来は「青・赤・黄・白・黒」の五色をお供えしていましたが,いずれかを用いることが多くなりました。
⑶七夕そうめんのトッピング
そうめんを茹でたら,そうめんを天の川に見たて,七夕にちなんだトッピングをしてみましょう♪
夏野菜のオクラは、輪切りにすると切り口が星の形になって,七夕にピッタリです。
人参やきゅうり等を星形の抜き型で抜いて散りばめると,色とりどりの星がきらめく天の川のできあがりです。
織姫と彦星に見立てて,子供達が大好きなハムや蒲鉾なども添えてみもおいしく楽しく食べられます。
笹を飾ると,風流で,食欲もそそります。
細く喉ごしよく延べられたそうめんや冷や麦は,見た目も涼しげで,食が細くなる真夏にはひときわ有難いものですが,身体を冷やし過ぎないように気をつけましょう♪
★この時期,蒸し暑いからと言って,冷たいものを多く食べ過ぎると,身体に良くありません。
この時期は身体の中の熱や湿気を取る性質のある食物を摂るといいです。
小暑は梅雨が明け,強い日差しと共に暑くなる時期を表す言葉ですが,実際の季節は梅雨の終わり頃です。
この時期は食品が痛みやすく,食中毒等を起こしやすい時期です。
体調に,食品管理に充分注意していきましょう♪
ただその一方,気温,室温が急激に上がることで,食べ物が腐りやすくなっていく時期にもなってきますので,食べ物の品質管理等はお気を付け下さい。
■熱や湿気を取る性質のある食物…豆もやし,ゆば,ソラマ,スイカ,トマト,赤身の牛肉,ネギ,ショウガ,穀物酢
③鰻(うなぎ)
土用の丑の日(2020年7月21日)といえば、まず思い浮かぶのは鰻です。
暑い夏を乗り切る食べものとして欠かせない定番の食べ物です。
土用とは二十四節気の「春・夏・秋・冬」の季節ごとにあって、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前の約18日間を指す言葉で、夏の土用は、小暑の季節中(末候頃)に訪れます。
この期間中に12日で一回りする暦「十二支」にて、「丑の日」があると「土用の丑の日」となります。
なので「土用の丑の日」は年に数回訪れますが、一般的には「夏の土用の丑の日」を指す言葉なのです。
夏は疲れやすいので,夏バテする前に,鰻(うなぎ)を食べて,体力とスタミナをつけましょう♪
❷植物
①「竹」は…お正月の松と同じように,[依り代]とされてきたものでした。
門松にも使われます。
「竹」の語根は…「猛々しい」等と同じく,「岳」や「丈」「長け」等とも通じます。
竹の生命力,長じる速さ,節を持ち,節と節との間の空隙には「かぐや姫」のお話のごとく,命が生じる空穂(子宮)にも見立てられたものです。
また,笹の葉で包まれた菓子やご飯があるように,竹の葉の殺菌力には邪気を祓う力があり,「笹の葉 さらさら~♪」と唱歌のように,その葉ずれの音が神様の訪れ(音連れ)を察知させるのでしょう。
②蓮・水連
この頃は蓮の花が咲き始める頃でもあります。
蓮は,泥の中から,すくっと茎をのばし,鮮やかなピンクや真っ白な花を咲かせます。
その花は,夜明けとともに開き,午後には花がしぼんでしまい,4日目には散ってしまいます。
しかも、生息地の泥が汚れているほど,大きな花を咲かせるというのですから,不思議な植物です。
蓮が泥水の中で育ち,咲かせた花には,何の汚れもありませんので,仏教では,泥水は煩悩や苦しみの世界を表し,花は悟りの世界を象徴すると言われています。
また,仏様の台座や厨子の扉に,蓮の花の彫刻が施されています。
少し風流に蓮観賞に是非出掛けてみましょう♪
午後には花がしぼんでしまいますので,行かれる時は朝の早い時間にしましょう。
④向日葵(ひまわり)7/10~9/10頃
➄7月から咲きだす花…月日は開花時期
唐鼠黐(とうねずみもち)…7/ 1~20頃
令法(りょうぶ)…7/ 1~20頃
半化粧(はんげしょう)…7/ 1~20頃
南京黄櫨(なんきんはぜ)…7/ 1~末頃
禊萩(みそはぎ)…7/ 1~8/末頃
鳳仙花(ほうせんか)…7/ 1~9/20頃
松葉牡丹(まつばぼたん)…7/1~10/25頃
青桐(あおぎり)…7/5~15頃
女郎花(おみなえし)…7/5~ 10/10頃
槐(えんじゅ)…7/10~8/末頃
紅葉葵(もみじあおい)…7/10~8/末頃
屁屎蔓(へくそかずら)…7/10~9/15頃
浜木綿(はまゆう)…7/10~9/末頃
待宵草(まつよいぐさ)…7/10~10/15頃
せいようふうちょうそう…7/15~9/15頃
百日紅(さるすべり)…7/15~10/15頃
犬蓼(いぬたで)7/15~10/25頃
浜朴(はまぼう)…7/20~8/5頃
蔓荊(はまごう)…7/20~9/10頃 等の花が盛りを迎えます。
❸時候の挨拶
○「梅雨明け」「七夕」「天の川」「小暑」「向暑」「猛暑」「盛夏」
・小暑と言えば待ちに待った「梅雨明け」で,そのまま時候の挨拶に使うことができ,小暑では最も一般的な言葉です。
・7月7日の「七夕」やそれにちなんだ「天の川」といった言葉も季節感が現れています。
・また二十四節気の「小暑」というのも7月7日頃を指します。
・「向暑」…その年や地域によって違いますが,気候や気温の体感を言葉にすることもできます。
7月上旬ですと,日ごとに暑くなる意味の「向暑」は,6月に引き続き使いやすいです。
・「猛暑」「盛夏」「仲夏」…梅雨明けが早かった場合は,7月中旬以降によく使われる「猛暑」「盛夏」も使えます。
例年以上に暑い時は「酷暑」,逆に涼しい時は「冷夏」→季節に合わせた夏を感じる言葉を,手紙の書き出しや締めの言葉に使うと,温かい手紙に仕上がります!
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★もとにかえる【図書館カフェ HABI ∞ ROAD 】
2021年9月に東京の新宿から山梨県大月市に移転し,現在は[事前予約制]で,個人セッションをメインに,イベント,ワークショップ,お話会等を行っています。
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感謝すべきことしか、起きていない。
気付いて感謝、学んで感謝、成長して感謝 の繰り返しで、
だんだん 満たされているって、すべて愛だって…。
幸せだって 感じる
ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)
【図書館カフェ ハビロード】の店主【平井克也】の著書『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が2017年12月13日(ひふみの日)に,【徳間書店】から出版されています。
店主の平井は1961年12月30日生まれですが,生年月日の数字を入れ替えると,01112369(いいひふみロッカー)になります。
なので,平井はひふみ祝詞の申し子なのです。
一二三(ひふみ)とは…[限りなき神の弥栄]であるぞ、
一(ひ)は始めなき始[ミクロ(極小)]であるぞ、ケは終りなき終り[マイクロ(極大)]であるぞ、
[神の能(はたらき)]が一二三であるぞ、始なく終なく弥栄の中今(なかいま)ぞ。
一二三は[神の息吹]であるぞ,一二三唱えよ,
神人共に一二三唱へて岩戸開けるのざぞ
始め一二三あり,一二三は神ぞ,一二三は道ぞ,
一二三は祓ひ清めぞ, 祓ひ清めとは弥栄ぞ,神の息ぞ
本当のひふみ祝詞を宣ろう!
悪や学にだまされて肝心の祝詞まで骨抜きにしてゐるでないか,これでは世界はきよまらんぞ。
祝詞はよむものではないぞ、神前で読めばそれでよいと思うてゐるが、それ丈では何にもならんぞ。
「ひふみ祝詞」についての詳しい説明は下記ブログを是非ご覧下さい!
↓【1】(ひふみ祝詞➀)最強の浄化祝詞:ひふみ祝詞をマスターし,1日3回唱えよう♪
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12293466163.html
↓【2】(ひふみ祝詞➁) ひふみ祝詞の唱え方
https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12534751377.html
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