今日は「大祓(おおはらえ)」の日ですね!
日本全国の神社などでは夏越の祓(なごしのはらえ)という儀式が行われるところも多いです。
「大祓」は遠く平安の昔から,毎年6月30日と12月31日の夕刻,宮中をはじめ,全国の神社で行われる【お祓いの行事】です。
祓物(はらえつもの)を出して、祓戸の神の神威によって罪穢を解除(げじょ)する儀式であり,半年毎に恒例のものとして,行われるので,「二季の祓」と称しています。
大祓式で唱えられる祝詞が「大祓詞」(おおはらえのことば)で、送り仮名として使われている漢字は万葉仮名で,約900字の漢字で成り立っています。
「祓」の行事は神話にも語られており,もっと以前から行なわれていましたが,大祓詞の成立は平安期以前ともいわれています。
大祓詞は、内容から大きく前段と後段の2つに分けられています。
【前段】は、大祓に参集した皇族・百官に対して「祝詞をよく聞け」という内容の文言から始まります。
これは当初の大祓詞が参集者に対して、宣り聞かせるものであったことの名残であり、今日の神社本庁の大祓詞ではこの部分は省略されています。
次に、葦原中国平定から天孫降臨し、天孫が日本を治めることになるまでの日本神話の内容が語られています。
そして,そのような国の国民が犯してしまう罪の内容を「天つ罪・国つ罪」として列挙し、そのような罪が出たときの罪の祓い方が述べられています。
罪の内容については,今日の「罪」の観念にあわないものが多く,差別的ととられかねないものもあることから,神社本庁の大祓詞では罪名の列挙を省略して,単に「天津罪・国津罪」とだけ言っています。
【後段】では、そのような祓を行うと、罪・穢れがどのように消滅するかが語られています。
罪・穢れが消滅する様を様々な喩えで表現した後、【四柱の祓戸神(①瀬織津比売②速開津比売③気吹戸主④速佐須良比売)】によって消え去る様子が述べられています。
☆大祓詞の中心エッセンスは、中ほどに出てくる前段の最後の『天津祝詞(天津神が授けた極めて効力の高い,神聖で完全な祓の祝詞)を宣れ!』です。
でも、大祓詞には、その「天津祝詞の太祝詞事」の内容はどこにも書かれていません。
この【太祝詞事(フトノリト)】が、どんな言霊であるか?が古来より秘伝とされて来たそうです。
ようは、この【太祝詞事(フトノリト)】を唱えると、【祓戸四神】が働き、全ての罪・穢れは消え去る、夢のような言霊です。
これが何を指すのかについて、国学が興った江戸時代以降、議論されてきて、本居宣長、賀茂真淵等は、「天津祝詞の太祝詞事」は大祓詞自体のことであるとする説を唱えたそうです。
その大御所たちの影響が強く、現在でもこの長い『大祓詞』を宣ってる人が多いのです!
『大祓詞』は説明文なので、罪・穢れは祓えません!
この夢のような言霊【太祝詞事(フトノリト)】には、諸説あります!
下記の『10文字+10文字の二十(フト)文字が【太祝=二十(フト)詞事(ノリト)】です!
①「ヒフミヨイムナヤコト」「ヒフミヨイムナヤコト」(一二三四五六七八九十*2)
②「アマテラスオホミカミ」「アマテラスオホミカミ」(天照太御神*2)
③「アマテラスオヲミカミ」「アマテラスオヲミカミ」(天照太御神*2)
④「アリガトウゴザイマス」「アリガトウゴザイマス」
天津祝詞上記のどれでしょう???私もわかりません?
(多分①だと思いますが…)
だったら、全部宣ってみましょう♪
①「ヒフミヨイムナヤコト」「ヒフミヨイムナヤコト」
②「アマテラスオホミカミ」「アマテラスオホミカミ」
③「アマテラスオヲミカミ」「アマテラスオヲミカミ」
④「アリガトウゴザイマス」「アリガトウゴザイマス」
上記1セットとして、心行くまで数十セット宣ってみましょう♪
上半期の潜在意識にある罪・穢れ(要らないもの)を取り去って、素晴らしき下半期を送っていきましょう♪
我々日本人は「清浄」を尊ぶ民族です。
また,我々人間は,この世に神から命を授かり,【神の子】として生まれています。
神の心は「清らか」ですが,この世に生を受け,現世の世俗の生活の中で,知らず知らずのうちに,いろいろな罪穢に触れてゆきます。
悪事を働くことだけが罪穢ではありません。
嘘をついたり,人を憎んだり,怒り,嫉み等も罪穢となります。
罪穢が身体に溜まってくると、良いはずはありません。
そうなると,身体の中の氣力とか,元氣の元である「氣」が衰えてきます。
「氣」は,まさに生命のエネルギーそのものです。
その【「氣」が枯れる】ことが「穢(けがれ)」の語源です。
その「穢」を祓い清めることによって,枯れた「氣」をよみがえらせることができるのです。
「穢」を祓い清めたら,清らかな氣持ちで,活力あふれる生活が再開できます。
それが「大祓」の意義です。
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もともと下記の大祓詞は,「中臣の祓え」ともいい,平安時代,毎年六月と十二月の晦日に,犯した罪や穢れを祓うため,祭祀官,中臣氏が朱雀門で奏上していたものです。
鎌倉時代には、六月のほうが残り、『徒然草』には「水無月祓え」と記されています。
☆中臣の祓え(写真)
仮名まじり文
高天の原に 神留まります
皇が睦 神漏岐・神漏美の命以ちて
八百万の神等を 神集へに集へ給ひ
神議りに議り給ひて
我が 皇御孫の命は 豊葦原の瑞穂の国を
安国と 平らけく 領ろし召せと 言依さし奉りき。
斯く依さし奉りし国内に 荒ぶる神たちをば
神問はしに問はし給ひ 神掃ひに掃ひ給ひて
言問ひし磐根・樹根立ち 草の片葉をも言止めて
天の磐座放ち 天の八重雲を 厳の道分きに道分きて
天降し依さし奉りき。
斯く依さし奉りし四方の国中と
大倭日高見の国を 安国と 定め奉りて
下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天の原に 千木高構りて
皇御孫の命の 瑞の御殿仕へ奉りて
天の御陰 日の御陰と隠り坐して
安国と 平らけく知ろし召さむ国内に
成り出でむ 天の益人等が 過ち犯しけむ
種々の罪事は 天つ罪・国つ罪幾許だくの罪出でむ。
斯く出でば 天つ宮事以ちて 天つ金木を本うち切り
末うち断ちて 千座の置き座に置き足らはして
天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて 八針に取り裂きて
天つ祝詞の太祝詞言を宣れ。
斯く宣らば 天つ神は 天の磐門を押し披きて
天の八重雲を厳の道分きに道分きて 聞こし召さむ。
国つ神は 高山の末・低山の末に上り坐して
高山の伊褒理・低山の伊褒理を掻き分けて 聞こし召さむ。
斯く聞こし召してば 罪といふ罪はあらじと
風な所の風の 天の八重雲を吹き放つことのごとく
朝の御霧・タの御霧を 朝風・タ風の吹き払ふことのごとく
大津辺に居る大船を 舳解き放ち 艦解き放ちて
大海原に 押し放つことのごとく
彼方の繁木が 本を焼鎌の利鎌以ちて 打ち掃ふことのごとく
遺る罪はあらじと 祓へ給ひ清め給ふことを
高山の末・低山の末より さくなだりに落ち激つ
速川の瀬に坐す 瀬織津比売といふ神
大海原に 持ち出でなむ。
斯く持ち出で往なば 荒潮の潮の八百道の
八潮道の潮の八百会に坐す 速開きつ姫といふ神
持ちかか呑みてむ。
斯くかか呑みてば 息吹き処に坐す 息吹き処主といふ神
根の国・底の国に息吹き放ちてむ。
斯く息吹き放ちてば 根の国・底の国に坐す 速流離姫といふ神
持ち流離ひ失ひてむ。
斯く流離ひ失ひてば 罪といふ罪はあらじと
祓へ給ひ清め給ふことを 天つ神・国つ神
八百万の神たち 共に聞こし召せと白す。
-『現代人のための祝詞 -大祓詞の読み方-』石文書院-
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ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)