【4】 ひふみ祝詞の唱え方
唱え方があります。ただ読めばよいというわけではありません。
❶日月神示の下つ巻 第七帖には「一二三祝詞(ひふみのりと)する時は、神の息に合はして宣(の)れよ、神の息に合はすのは三五七、三五七に切って宣れよ。しまひだけ節(ふし)長くよめよ、それを三たびよみて宣りあげよ。」
①祝詞は、お腹からはっきり声を出して、三五七・三五七に切って、本当のリズム、音階で、歌をうたうように3回繰り返して宣ります。(3回で1セットです)リズム、音階も重要です。リズム、音階も是非学んで下さい。 そうすると、ヒフミの一言一言が身体全体に響き渡り、宇宙と共鳴し、何とも形容しがたい恍惚感に浸れます。
言霊というのは、音や振動、共鳴することが、その原理にありますので、「ひふみ祝詞」を宣る時には、声を身体中に反響させるようにすると、祝詞の効果をより感じられます。
※ひふみ祝詞のバイブレーションは、 身体の元であり、宇宙の響きであり、神の息吹そのものなのです。
※宇宙と共鳴する為には、 本当のリズム、音階(メロディー)で宣る事が重要です。本物の【ひふみ祝詞】を是非学びましょう。
※祝詞とは…人間の言霊に神の言霊が乗るために「ノリト」と呼ばれます。神々の言霊は原初のリズムであり、それが神楽のルーツとなり、後世に能、歌舞伎、謡の独特の発声へと受け継がれていきました。
(⦿は三五七ぞ 三の⦿から三五の⦿ 三五七の⦿) (三五七は吉数です) (三五七はどんどん開きます。逆に七五三は閉めます)
②最後の「ほ」「れ」「け」の部分だけは、節を長くし、「ほ」「れ」2拍ずつ、「け」は8拍とり、音を伸ばします。
ひぃーふぅーみぃー(3) よぉーいぃーむぅーなぁーやぁー(5) こぉーとぉーもぉーちぃーろぉーらぁーねぇー(7)
しぃーきぃーるぅー(3) ゆぅーゐぃ(yi)ーつぅーわーぬぅー(5) そぉーをぉーたぁーはぁーくぅーめぇーかぁー(7)
うぅーおぉーえぇー(3) にぃーさーりぃーへぇーてぇー(5) のぉーまーすぅーあーせぇーゑぇ(ye)ー(6)
ほぉーーれぇーーけぇーーーーーーーー(3)
ふるべ(切りきらず)ゆらゆらとー(切りきらず)ふるーーーべーーーーーーーーー。
※「ゐ(ヰ)」 と 「ゑ(ヱ)」 の発音は 「 wi 」 「 we 」 ではなく、古代の日本では 「 yi 」 「 ye 」 となっています。
※47音ですが、1音1音を上記のように伸ばすことで、自然に五母音「アイウエオ」を唱えています。五母音と唱えることで「五つチャクラ 」を刺激し、活性化します。
「ウ」…第二チャクラ(丹田:橙色)「オ」…第三チャクラ(鳩尾)黄「ア」…第四チャクラ(胸:緑色)「エ」…第五チャクラ( 喉:青色 )「イ」…第六チャクラ(眉間:藍色)
※最後に「ふるべ ゆらゆら(ふるふる)と ふるべ」と一回だけ唱えます。
③ゆっくり大きく息を吐き切りながら、ゆるやかに宣りましょう!
④最初に三回柏手を打ちます。言霊にあわせ、軽く∞(無限大)形を描くように柏手を打ちながら、宣ります。
⑤3回繰り返すのが基本です。それを一日3回唱えるといいです。
毎日3回、無心で宣り続けると、魂も心も身体も浄化され、宇宙の創造主と繋がれる確率が高くなると思います。
⑥3回目は自分の声の音域の中で、一番高い音で宣ると、良い波動で宣ることができます。
⑴男性は思いの音色もコントロールし、高い声を自身に響かせましょう♪
男性のダミ声は、男性にとっては良くはないです。母親、あるいは、愛する恋人の声を脳裏に常に働かせましょう。
⑵女性の高すぎる声は、両性にとって良くはないです。
⑦祝詞を唱える際に、最も大切なことは、⑴正しい姿勢(=清浄な心)と⑵正しい言葉とで唱えることです。
⑴単なる言葉から、その言葉に超越した力をみなぎらせ、神秘な力を宿し、目的を成就するためには、「正しい心」が伴いませんと、ただの言葉遊びに終始してしまいます。よからぬことを思わず、思い[心]を清浄にし、心が健やかな状態に保ち、謙虚に、ひたむきに、喜び、やわらかで、澄んで、清らかな響く声で、唱えましょう♪
言霊は響きなので、良い音色ほど、波動も高く、尊く、清いです。
⑵一言一句を的確に大切にし、己の声を己の耳でしっかりと聞きながら、時の変化も敏感に感じつつ、ゆっくりと奏上しましょう♪
言霊一字一字に秘めた力、また、いくつかの言霊が重なって現れる力、奏上をするときの空気と音階、これらが神妙に重なりあった時、霊力と神力が渦を巻いて私たちの前に現われるのです。
⑶言霊を大切にして、意味あるものと理解して発する言葉は、日常の生活の中に上手く生きてきます。
日常の生活に生かせる鍛錬を正しい気持ちと正しい環境で行うことが、究極の目的であって、非常に大切なことなのです。
神様事で一番重要なことは、日常でどれだけ長い期間を続けられるかということです。
⑧㈠丹田に気を集中して、全身の力を抜くこと。
㈡仙骨を立て、背筋をまっすぐにして、気の通りを良くし、本来の姿になり、真の喜びの状態で発声します。
⑨「かむながら」の状態で宣ること。… 「かむながら」とは、「常に根源神を意識しながら行動する」という意味で、根源神とは、宇宙を創った存在のことです。宇宙の全て(私達を含む)は、創った存在(根源神)とは常につながっていますので、宇宙そのものとも表現できます。
❷天詞様への礼拝の仕方…『ひふみ神示 上巻』 より
天地の先祖、元の神の天詞様が王の王と現れなさるぞ、王の王はタマで御現れなさるのざぞ。
礼拝の仕方書き知らすぞ、節分から始めて下されよ。
・神前に向かい、気を整えて、しばし目をつむり、心を開いて、一揖(イチユウ)(会釈)、一拝二拝八拍手。
・気を整えて、『ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり』と言高く宣る。
・気を整えて、「ひふみ祝詞」を三回宣る。(ひふみ祝詞は、喜びの舞、清めの舞、祓いの歌であるので、世界の臣民皆身魂全体で拍手しながら舞うこと)
・終わったら、また気を整え直し、『ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり、もも、ち、よろず』と言高くのること。
・次に、神気を整えて、『天(あめ)の日月の大神様弥栄ましませ弥栄ましませ、国の日月の大神様弥栄ましませ弥栄ましませ』と祈る。終わったら、八拍手。
・次に、雨の神様、風の神様、岩の神様、荒れの神様、地震の神様、百(もも)の神様、世の元からの生き神様、産土の神様にお礼をいう。
・これが終わったら、神々様の気を頂く。
*気の頂き方は、まず、神前に向かい、大きく息を吸い込み、下腹まで呑み込む、そのまま下座へ吐き出す。これを八度繰り返すこと。
これは人の生きの命の糧であり、病がなくなる元の元のキです。
❸大祓祝詞の最中に「天津祝詞の太祝詞(布斗能理斗)事を宣れ」とあります。
そこで⑴「かんながらたまちはいませ・吐普加身依身多女(とほかみえみため)・寒言神尊利根陀見(かんごんしんそんりこんだけん)・祓ひ玉ひ清め給ふ」と奏上してひふみ祝詞を唱えます。
⑵十文字を二回繰り返すと、二十文字で、「二十( フ ト:太)祝詞」となり、二十音を発声します。
㈠「アマテラスオホミカミ」「アマテラスオホミカミ」
㈡「アマテラスオヲミカミ」「アマテラスオヲミカミ」
㈢「アマテラスオオミカミ」「アマテラスオオミカミ」
㈣「ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と」「ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と」
㈤「うあわ」「とほかみえひため」
※昔から古神道家の口伝として、十音を発声する、または、心中で思うことは「十言神呪」(とことのかじり )と呼ぶほどの神威を起こすとされています。
次の情報もあります。
㈠ひー、ふー、みー、よー、いー、むー、なー、やー、ここの、たり
㈡ひと、ふた、みー、よー、いつ、むゆ、なな、やー、ここの、たり
❹いろんな「ひふみ」
①【布留(ふる)の詞(ことば)】…十種神宝の絶大な霊力を呼び覚ます言霊
『一二三四五六七八九十 布留部 由良由良止 布留部(ひふみよいむなやここのたり ふるべ ゆらゆらと ふるべ)』
古い文献の伝えるところによると、これを唱えると、「死者が蘇生するほどの呪力が発揮される」とあります。
・比礼(女性が首に掛けるスカーフ様のもの)3種
・十種神宝(とくさのかんだから)と呼ばれる、大極と小極を表わす二つの鏡、破邪顕正の勇気をあらわす一つの剣、邪気を払い英知導き魂を整える四つの玉、天地と宇宙並びに人体を浄めて神人一致への作用を結ぶ働きの三つの比礼(ひれ:古代の襟巻き)の合計10個の宝物を、順次、振るという方法もあるらしいです。
・「振る」という語彙は、おそらく「奮う」にも繋がるイメージです。
神道では、「鈴」や「大麻(おおぬさ)」など、振ることで音を鳴らし、それにより、八百万の神々の魂を奮わせ、生気を取り戻す、というような意味合いがあります。
②『一二三四五六七八九十 祓い給え 清め給え』
➂【ひふみ神言】
『ひふみゆらゆら
ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら
ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら』
④【あめつちの数歌】
⑴『ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり、よろず(一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万)』を三回繰り返す。
出口王仁三郎は、「ひと」が「一霊四魂(霊魂の仕組み)」、「ふた」が「八力(主神の全き力、動力・静力・解力・凝力・引力・弛力・合力・分力)」、「み」が「三元(霊・力・体)」、「よ」が「世」、「いつ」が「出」、「むゆ」が「燃」、「なな」が「地成」、「や」が「弥」、「ここの」が「凝」、「たり」が「足」、「もも」が「諸」、ちが「血」、「よろず」が「夜出」の密意―宇宙創生の順序―があると示しています。
彼によれば、普通の人間の耳には聞こえないが、大宇宙には、この天の数歌が不断に鳴り響いているといいます。
私達の大宇宙には「ひふみ祝詞」が不断に鳴り響いています。
神=大宇宙と、人間=小宇宙は相似の関係にあり、各数字に含有されている密意が、言霊の発声によって霊的に発動し、現実世界に大きな影響力を及ぼすのです。
⑵『ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり (ひ ふ み よ い む な や ここの たり)』…三回繰り返す。
最後に 『もも、ち、よろず(百千卍)』 一拝
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