今年2018年の月はとてもアクティブです。
というのは、月食が1月31日&7月28日にあって、日食が2月16日&7月13日&8月11日と計5回の『食』が起こります。
おそらくこのプロセスの中で、世界は劇的な変化を迎えるはずです!
なので、私達にはその「覚悟」と生まれ変わる「勇気」が必要です。
『過去の栄光や価値観等に囚われる』 とような執着は手放して、新しい自分に生まれ変わることを宣言しましょう。
執着に囚われていると、変化の波に乗り損ねて、溺れてしまう可能性もあります。
★2月16日(金)は上記の第2弾:部分日食で水瓶座の新月です。
日本時間で、ピークの時は、5時51分で、日食の影響は3時55分~7時47分です。
同時に新月なので、日本では、月も見えませんし、日食は、南米南部~南極を中心として起こるので、日本では見られませんが、見えないからといって、影響がないわけではありません。天を巡る星達の影響は全地球上に訪れます。
⑴月食や日食が起きる時は、占星術で、ドラゴンヘッド、ドラゴンテールと呼ばれるポイントの影響がダイレクトに地球に表れてくるとされています。
このドラゴンヘッド、ドラゴンテールは惑星ではなく、月の軌道と太陽の軌道の交差するポイントのことです。
インド占星術でも、ドラゴンヘッドを「ラーフ」、ドラゴンテールを「ケートゥ」と呼んで、他の惑星と同じく重要な扱われ方をします。
ドラゴンヘッドとドラゴンテールは「カルマ」や「過去世」をテーマにもつとされ、日食や月食の時には「過去世から今まで積み重ねてきたものや潜在的に抱えて来たもの」に関わる動きが地球上で起きて来ます。
そして今回も、太陽・月がドラゴンテール(サウスノード)と重なり、「合(コンジャンクション)」の状態になっています。
この影響は通常の新月よりも強くなる傾向で、『規模の大きな変化や始まり等を強制し、人生の次のステージへ誘う』という特別な影響力を持っています。場合によっては、隠していた秘密や曖昧になっていたことを明確化する事もあります。
なので、2月16日の新月は少し行動に気をつけた方がいいかもしれません。
⑵日食や月食は、年に数回あり、日食や月食に共通したテーマは『癒やしと再生』で、この日は【旧暦の元旦】なので、『過去を癒やし、新しく再生する1年になる』という事です。
また、最大限の浄化のパワーを受け取ることができますので、先月1月31日の皆既月食に続いて、よりパワーアップできます。
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日食とは、
・天文学的には、日食の意味は、太陽=月=地球が、ほぼ同一線上に並ぶことで、月が太陽を隠してしまう現象のことです。
・占星術的意味は…「太陽=主・月=従」なので、「民衆の力が為政者を倒す」と言う図式になり、古来より、日蝕は為政者に畏れられているのです!
また、占星術の基本に従えば、「蝕=運命的な変化」という事になります。
・スピリチュアル的には、太陽が隠されてしまうため、その間暗くなりますので、不吉なものとして言われてきました。
・別の角度から考えてみると、「一旦何かに終わりを告げ、新しく生まれ変われる」という意味も持ち合わせています。
「新しく生まれ変われるパワーを頂ける日」と捉えると、不吉ではなくむしろ良い日と捉えることができます。
⑶今回の「日食」は、地球の地軸:南極中心に起こるので、動かないと思っていた「軸」を揺らすことになります。
なので、今までの価値観や当たり前だと思っていた日常に変化が起こることになります。
停滞していた人は、このパワーを受け取り生かすことで、大きな変化を起こしやすくなりますし、すでに動き始めていると感じる方は、さらに大きく飛躍できる時です。
なので、何となく人生に行き詰まりを感じる方、窮屈な思いをされてるという方は大チャンスです。
私達が今までの人生で築いてきた価値観は、本当は違うのに、勝手な価値観でそう思ってしまっている【思い込み】かもしれません。
食はそんな価値観をガラリと変えることができるタイミングでもあります。
私達が今まで持ち続けていた【価値観】や【思い込み】を手放して、水瓶座の守護星:変革の星:天王星のパワーを受け、価値観をガラリと変革し、今までの自分とサヨナラし、経験や知恵を再構築しましょう!
「何となく違うな」と感じることを、勇気を持って、自分の殻を破って前に進んでみましょう!
⑷【守護星:天王星】とリンクして【水瓶座で起こる日食】は、社会的改善と真の前進(=パラダイムシフト)が見込めることを知らせていますので、この時に、私達が敏感でいられれば、もっと思いやりにあふれ、良心的な、新しい世界をもたらす変化の一部となれるでしょう。
⑸水瓶座で起こる日食の新月なので、自分がワクワクする方向に進んでいくのが吉です。
誰もが生まれながらに持っているそれぞれの「個性」や「才能」を開花(=コノハナサクヤヒメ)させ、本人が望めば「人生が開ける流れ」へと引っ張ってくれます。
⑹今回の水瓶座の新月は、特に自ら動くことが重要になってくる新月です。
動かなければ、運気も停滞したままで、何も変わりませんし、何も始まりません。
停滞した運気を動かそうと思ったら、あなたが動くことです。
今動くことで、停滞していた運気が走り出し、どんどん開運していくことができるはずです。
新月は新しいことをスタートさせるのに向いている日ですが、心機一転何か新しいことを始めた場合に、過去世からの影響をダイレクトに受けてしまう可能性もありますので、良い影響ならいいのですが、悪い影響を抱えてしまうと、せっかく始めた物事がズルズルと過去の影響に引きずられてうまく進んで行かなくなってしまう可能性もありますので、日食の後、一週間は浄化や掃除・整理・準備等に向け、新しい行動は日食の1週間後から始めましょう!
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【2】【日蝕・月蝕についての伝承】
⑴紀元前5000年前の占星術発祥の文明:シュメールでは、国の政治を左右するほどの日蝕の予想ができるほど天文学が発達していました。
AD1世紀のローマの博物学者:プリニウス(AD22,23 ?-79年)が著した「博物誌」によれば、当時のローマでの知識では十分に日蝕現象は解明されていて、「地球と太陽の間に月が通過すること」や「半年ごとの周期」、「月蝕・日蝕の現象から太陽が地球よりはるかに大きいこと」、「スルピキウス・ガルス等が日食、月食の予言(予報)を行ったこと」も記載されています。
しかし、より古代では「犯罪や死が起こることを恐れた」ことや月蝕は「月が毒をもられ死にかけている」とも、また「シンバルを激しく叩いて、救いの手をさしのべる」と考えられていたことや「アテナイの将軍:ニキアスは食に恐怖し、艦隊を出港させなかったこと」などを記しています。また「不吉で長引く日蝕」について触れ、「カエサル殺害の後やアントニウス戦争の間に起きた」と書いています。
⑵日蝕・月蝕は、大きな社会的変化や天変地異の発生をもたらすと言います。古代では、支配者や王様の死を意味するなど、【不吉な予兆】として畏れられてきました。
社会や政治に与える影響が大きいのは、万物の恵みである神の様で、国家の代表を表す太陽が月に黒々と隠されるからです。
占星術的意味は…「太陽=主・月=従」なので、「民衆の力が為政者を倒す」と言う図式になり、古来より、日蝕は為政者に畏れられていたのです!
⑶日蝕・月蝕にまつわる神話や風習は世界各地に色々とあります。
古来、多くの文化が、日蝕や月蝕は、太陽や月の光が邪悪な力を持つ存在によって吸い取られる結果、起きる現象だと考え、「不吉なもの」と考えていました。
日蝕は、地球から見ると、月が太陽を覆い隠すように通過する現象です。地上世界から光が突然消滅し、その後、光の回復と共に太陽が復活する現象を古の人々は「天の異変」「天からのお告げ」と畏れ、神話という形で象徴的に語り継いできました。
以下、世界の神話伝承にみられる日蝕ですが、日蝕は世界各地で、「神々の戦い」「不吉な知らせ」と思われてきた記述が多く見られます。
・太陽の神様:天照大御神の天の岩戸に隠れた(日本神話:世界が暗くなり、この世に災害が発生したとあります。)
・邪馬台国:卑弥呼の死が247年の日没時の日蝕と結びつき、倭王:台与の誕生が248年の日出時の日蝕と結びついているそうです。
・魔神による日の女神の幽閉(アイヌ伝承:世界が暗くなる)
(・沖縄のように、太陽と月の結婚と考えられて不吉な意味がない地域もあります。)
・大蛇エクシュキを倒し、太陽がもどる(シベリア:サハ民族)
・悪竜にのまれる太陽(中国:銅鑼、太鼓を打ち鳴らし驚かして太陽吐かせる)(中国では悪竜祓いが「蛇踊り」として残っています。こちらは日蝕のため、という意義は薄れてしまているようですが、空に向かって銅鑼、太鼓を鳴らす、槍を振り上げる等、太陽を飲み込んだ魔物を威嚇する行為がみられます。)
・日月の精が去る(韓国:延烏郎、細烏女:世界が暗くなる)
・火の犬が日月をかむ(韓国:日蝕と月蝕のできた理由)
・蛇が太陽飲み込む(フィリピン)
・半蛇の魔神ラーフが日月を飲む(インド神話:ヴィシュヌが斬首した 魔神の首が蝕をおこす)
・現在でも、インドでは日蝕は不吉だと考え、ガンジス河で沐浴をして浄める人もいます。また、妊婦には日蝕を見せさせないようにするそうです。
・日蝕を起こすドラゴン(ゾロアスター教)
・怪蛇アポピスが太陽神ラーを脅かす、 飲み込む(古代エジプト神話「アポピスの書」)
・魔狼スコールが太陽をのむ(北欧神話:ラグナロク)
・太陽と月の交点はドラゴンの頭と尾(ギリシャ、ヨーロッパ:日食・月食の起こる交点ノード)※インドのケトゥ、ラーフ、中国に伝った計都羅喉(けいとらごう)も同じ考え方
・キリストが刑に処せられた時、「日蝕がおきた」という伝承もあります。
・ジャガーが太陽を飲み込む(中南米)
・人々は邪光から逃れるために、悪霊を払う儀式を威嚇のような行ったり、マヤでは神殿で多くの生贄の心臓を取り出す儀式があったとされています。
・天上の、青いバイプ(ジャガー)が太陽、月を貪り食う(南米アチェ民族[グアヤキ民族])
昔の占星術でも「日食の期間、王は国から出てはいけない」という説があり、王や天皇はその時、日食を避け籠りました。
日本の皇室でも日蝕や月蝕の時には身を隠すといいます。
・・・・・
この後②③へ続く
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